再掲  The Hawk アーロン・プライアー | 気ままに気楽に

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今日も息をしています。

 

 

1980年代、黄金の中量級はレナード、ハーンズ、デュラン、ハグラーのウェルター、ミドル級の人気、実力ともに兼ね備えた煌びやかなスター達が凌ぎを削り名勝負を繰り広げました。

 

その中で、一人この黄金の中量級チャンプ達から対戦を避けられていた選手がいます。

 

それはアーロン・プライアー選手で、同時期のJ・ウェルター級チャンプでした。

 

このプライアー、アマチュア時代にハーンズ、レナードともに手を合わせておりハーンズには判定で勝っている筈である。

 

そして1980年に当時の名チャンピオン、アントニオ・セルバンテスを逆転KOで撃破し番狂わせを起こして新チャンピオンになります。

 

コロンビア人のこの負けたセルバンテス選手は日本にも来日して門田選手?だったかな、日本の強豪挑戦者を子供扱いして勝ち、世界は広いなあ~と当時思ったもんです。

 

そしてプライアーはこの後、日本のウェルター級ホープ亀田選手を何回もマットに這わせKOし、アレクシス・アルゲリョを2回激破して彼の4階級制覇を阻み引退に追い込みます。

 

この動画は昔、ボクシングマガジンで写真を観たことしかなく私にとって貴重というかユーチューブありがとうって感じですね ♪

 

何故、このボクサーがレナードを始めとしたビッグネームに避けられたか?

 

それは今のマニー・パッキャオ選手にも共通してるんですがスタイルがないのです。

 

普通オーソドックスは左ジャブから、レフティは右ジャブからなんですがこの選手はいきなり右ジャブみたいなパンチを打つのです。で相当スピードもある、欠点はパンチを打つ際アゴが上がるのですがスピードがあるために対戦相手がマトモにパンチを当てた記憶が私にはないんです。

 

この選手の出現以降だと思います。右リードで対戦相手を崩すパターンを作ったのは。

 

交友関係がブラックな人だったので麻薬過で選手寿命は短かったのが残念でした。。。。

 

ただ彼とレナード他4強との試合が実現していたらその勢力図はかなり変わっていたというか、ひょっとしたらとんでもない選手になっていたかも知れないと夢想するくらい強かったなあ~!

 

という記事を14年前に書いていますが、この選手は今再評価されていますが当時は不当に評価が低かった気はしますね。

 

総試合数              40

勝ち       39

KO勝ち 35

敗け       1

 

後にボクシング漫画の「はじめの一歩」ってのにミドル級王者の強豪というキャラクターでブライアン・ホークってのが出てきますが間違いなく、このプライアーがモデルであろう。

 

今でいえばボクシングファンにしか分からないけれどガーボンタ・デイビスをさらにデカくして強いって感じかな、メイウェザーも吹っ飛ばしていたと思うけれどね、素晴らしいボクサーでした。