1971年の日活映画。
日活がロマンポルノの制作にシフトする前夜に制作された事実上のいわゆる一般映画のにっかつ映画の最期の最後の作品と言われている。
| 監督 | 蔵原惟二 |
|---|---|
| 脚本 | 藤井鷹史(長谷部安春[1])、黒木三郎 |
| 出演者 | 夏純子 藤竜也 岡崎二朗 小野寺昭 |
この蔵原監督って俺はよく知らないけれどコレがデビュー作らしい。
で、この映画はこないだアマプラで観たけれど昔、TVで観たのと20数年前にアナログのCS放送で都合最低、三回は観てるかな。
久々に観た感想としては粗削りながらも瑞々しい青春映画でかつ当時の風俗が描けていて、俺がガキの頃なんかの街並みってこんなだったよなぁって懐かしく感じた処かな。
不良少女といってももうハイティーンかもしくは高校中退くらいの10代後半から20代前半のズベ公(死語か)たちと、ズベ公のリーダーの魔子(夏純子)の兄貴の藤竜也の所属するヤクザ組織と今のハングレと呼ばれる連中の争いというのかな、丁度ディスコが出現する直前というのかね、あとはOPでボーリングするシーンが出るんだけれど、なかやーまりつこさん!ではないけれど空前のボーリングブームで俺らもプロボーラーを目指すというかさ、真似事みたいなのをよくしてたなぁなんて懐かしく思い出したね。
ケンカの道具にやたら短刀が出てくるんだけれど、その辺りがティーン対暴力団対ハングレの三つ巴って感じで、主人公魔子たちはマリワナの密売で稼いでいて、それで上前を組員である藤竜也が組員の興行会社にピンハネされるのが気に入らないから、ハングレのちょい優男たちに反目もするが、惚れてついそのシマ荒らしをけしかけるというね、まあそういう構図なわけだ。
上映当時はぼかしがひょっとしたらなかったのかもしれないけれど、夏純子がオールヌードになったりぼんやり見えるんだけれど、もうその辺りからロマンポルノに舵を切る瑞穂だったのかもしれない。
ところで小野寺昭がハングレ集団のリーダー役で出るのだが、なかなか殿下が好演していててニヒルなワルを演じています。物凄いいいたとえをすれば日本のアラン・ドロン的な悪役を演じます。
この1年後に「太陽にほえろ」が開始されて小野寺昭は爽やかな殿下な刑事役で出演するわけですが、やはり俺は今もそうだけれど、当時もTVドラマ観ててシュッとしたカッコいい兄さんだなぁってのはあったけれど、コレはまんまでしたね。
藤竜也も独特の鋭い切れ味を出しています、で短刀の見せ方が巧い粋なヤクザ役ってのが嵌っていて渋いですね。
ラストはアメリカンニューシネマとヌーヴェルバーグのごった煮みたいな感じでなかなか宜しい映画でした。
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