マンディンゴ | 気ままに気楽に

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今日も息をしています。

 

 

1975年作のリチャードフライシャー監督の映画。

 

俺はまず、この映画の内容よりケン・ノートンというアフリカンの美形のヘビー級強豪ボクサーが、出演していたのが一番気になった。ケン・ノートンとはノンタイトル戦ではあるがアリに判定勝ちするのであるが、その試合でアリは顎を割られ骨折するくらいのハードパンチャーでかつ、その肉体美というか筋肉質な体はアリとは違う魅力のヘビー級ボクサーであった。

 

この当時はアチョーのブルース・リーのカンフー映画が世界を席巻していた時代だが同時に、ブラック・イクスプロイテーション映画も全盛でジョー・フレイザーもFunkyな曲を歌っていた時代でもある。

 

この映画は初めて観たのは日常洋画劇場であったが、その頃は気づかなかったがラストシーンには諦念感あふれるブルーズが流れる。

 

そうこの映画は、「風と共に去りぬ」の時代の禁断のアフリカン奴隷と奴隷商人の娘との禁断の恋愛と奴隷商人の白人ドラ息子と奴隷のアフリカン女性の恋愛を描いた当時のタブーであった題材を扱った映画である。

 

丁度、日本でもルーツと言ってクンタキンテブームが起きた時代で、今一度アメリカンアフリカンの歴史というかそういうのを考えさせられるTVドラマもあった時代で、こういう映画が出来たのも俺の中では公民権運動からずっと闘い続けたモハメド・アリの存在が大きいとは未だに思う、あーいうーカリズマ性を持ったスポーツヒーローは今後出にくいでしょう。

 

現代ボクシングの本来の起源は古代パンクラチオン(目つき金的なんでもありの殺し合い)から派生しているが米国に限っては、奴隷同士の見世物で闘牛宜しく噛みつき、目突き、金蹴りなんでもありの殺し合いをして、死にそうになりながら勝った奴隷商人が大儲けするという処がBOXINGの起源の様な描き方でかなり凄惨な戦いである。

 

それでも奴隷とはいえ人間なんで白人の奴隷牧場主に歯向かいそうになったりもするが抑えるのだがラストは凄惨で奴隷に対しての奴隷商人の息子の残忍さたるや目に余るモノがあり、コレはOUT映像やろう?ってシーンは未だに覚えている。生死はどうなったかしらんがケン・ノートン演じる奴隷に農場主のバカ息子が釜茹での五右衛門風呂のアメリカ版のようなのを作らして、そこに入れと言い、嫌だと拒んだら確か銃をぶっ放して放り込んだような描写である、正直狂気である。ラストはそういう奴隷たちが商人に売られていく映像で終わるのですが何ともトラウマになる強烈な映画であった、昔観たときも今も。