今朝、娘の幼稚園に提出する書類をもらう予約をしに行ってきました。
ミラノといえども、予約のために並ばなければいけないので、2-3時間の待ち時間を覚悟して出かけてきました。
入口から入るとまず、そこで待っている人たちに「ボンジョルノ」とご挨拶します。
番号札などないので、「誰が最後なのかしら?」と聞き、「私よ。」とおばさんに言われ、「じゃあ私はあなたの次なのね。」とまず順番確保。
その後椅子に座ってのんびりと気長に待つ。
ふと横を見ると・・・。求職や求人の掲示板がありました。
が!?
ぼかしてありますが、個人の履歴書が何枚か貼ってあるのが見えるでしょうか。
求人、もしくは求職している人たちが勝手に貼っていい掲示板なのでしょう。
不特定多数が見るこの掲示板に、顔写真から住所と名前、そして学歴や職歴全てが書いてある履歴書を貼るとは、この時代なかなかできることじゃないと思います(私は絶対に嫌だ)。
少なくとも履歴書5枚が貼られていました。
イタリアは、まだまだ平和なんだなあと思いました。
かつて友人が言っていましたが、「イタリアでは個人情報が垂れ流し状態」とはまさにこのことだわ!
バスに乗れば、誰かと電話で、アントニオがどこで仕事を始めただの、自分が彼氏と喧嘩した内容などを、バスの隅々まで聞こえる大声で話していることは日常茶飯事。
イタリアでの生活にはすっかり慣れたつもりでしたが、久々に度肝を抜かれた朝でした。

