カブックス通信 番外編! ひこにゃんシリーズ 「ちゃかぽん・ニート」だったひこにゃんのご先祖!


こんにちは、大阪校・名古屋校講師の河端です

いつもトレードの話ですが、本日は気分転換に番外編です。


「ちゃかぽん・ニートだった ひこにゃんのご先祖」


あーーひまだ・・。  



特にやることもない


特に何にもなく生きているだけ・・


部屋住み・・


お城にも上がることはない。


働くこともない・・


程よく貧乏だが、


なんとなく生活もできている・・。


こんな生活を長く送っていると


色々と考える・・。


最近では考えることもやめて、


お茶と歌、そして提太鼓している


略して 


ちゃ(茶)か(歌)ぽん(提太鼓)


暇だから、本でも書こう。茶道の本や国学


の執筆多数。最もハマったのが茶


かなりすごい茶人となった。


武術もたしなみ、居合切り免許皆伝!


しかし、側室の子「庶子」


他の兄貴たちは なんや養子に行ったが、、


僕はいまいち、そんな話もなく


皆、僕の存在すらみんな忘れている。。


このまま死ぬまでこんな生活だろうけど・・


こんな人生を送っていたのは


彦根藩藩主の14番目の男子


井伊鉄三郎である。(後の13代藩主・井伊直弼)



井伊鉄三郎は 1815年彦根城で誕生する


産まれたはいいが、なんとなんとお殿様の14番目の男子!



小さいうちはお城にいたが、パパが亡くなり


お兄ちゃんが跡を継いだため彦根藩の掟で


15歳の時にお城を出される。


他家に養子に行くのが通例だが、この男はなんとなく


その機会にも恵まれず お城の近くの小さめの一軒家で


生活している。


本人は洒落のつもりで「埋もれ木の舎」(現存します)と名付け、


木が埋もれているような生活・・と自分自身の境遇を皮肉った。


井伊鉄之助は15歳から32歳まで、ニートのような生活を


送っていた。


しかし色々と才能はあったようで、本の執筆から和歌 


 茶の湯などはかなりの腕前だったようだ


勉学の方も国学を学び、長野主膳を師としていろいろと教わる

(この長野主膳はのちに井伊直弼と安政の大獄を実施する)


彼女もいて、京の芸者だったお綺麗な「お高ちゃん」 

(本名 村山たか 村山たかは安政の大獄の時、女スパイとして大獄に加担する。)


こんな感じで、才能はあるが、場が与えられない


死ぬまでこんな感じかな・・と思いっていた井伊鉄之助だったが・・・



ここから彼の運命が一変する 出来事が起こる


彦根藩 


『次の跡継ぎが亡くなる』


いまの藩主は三男の兄ちゃんの直亮(なおあき)兄ちゃん


直亮兄ちゃんには子どもがおれへん。


4男5男の兄ちゃんは病気で無理


6男の兄ちゃんは養子に行ってもた・・。


7男の兄ちゃんは病気で死んでもた。


8男9男の兄ちゃんは養子に行って・・。


10男の兄ちゃんも亡くなっているし


11男の兄ちゃんが後継ぐはずだったんだけど


亡くなってもーた!


12男の兄ちゃんも小さいころに亡くなっている


13男の兄ちゃんは養子に行ってるし・・。


と  と   と!!


待てよ!  俺か?  俺か?? 


俺やないか次?


ということで、井伊鉄三郎


次の藩主としてお城へ呼び出される!!

(因みにお城へ入るから お高ちゃんと別れるが、お高ちゃんは直弼のストーカーになってしまった)


そして3年後藩主の直亮が亡くなったため


13代藩主となる!(1850年)


ここに幕末江戸幕府の大老になり、


日米修好通商条約の締結


安政の大獄を実施した  


井伊直弼(なおすけ)が歴史のお元舞台に登場する!!



今では、ひこにゃんに押されているが、


彦根藩の最も有名な人物は井伊直弼!


この男が何の因果か歴史の表舞台に立つ。



これまでが不遇の時代だけあって直弼は


彦根藩の政治を立て直すことに全力を注ぐ!


まずは教育改革藩校弘道館の教育改革。


地域の訴訟問題の解決。


生活苦に陥っていた藩士の世帯に


先代の藩主の貯蓄を取り崩し分配した。


特筆すべきは領内巡回である


領内を隅々まで回り、農民の家などに行き


実際の生活を見聞きし、対策を打っていった!


彦根藩の改革をし、建て直しを行った。


さすがひこにゃんのご先祖!!


彦根藩の庶民のみなさんも直弼を名君として称えた!


藩内の改革に成功した直弼であったが


彦根藩とは元々、徳川幕府のボディーガード兼


側近中の側近。


彦根藩のお殿様は


徳川幕府も支えなければならない。


直弼は江戸城に入り、幕府の中でも要職を務める


そんな時、


「日本の歴史を揺るがす大事件が起こる!!」


1853年7月8日 浦賀沖に黒船が現れる!


これが日本の歴史を大きく動した


最大のターニングポイント!!


ここから、大きく大きく、日本の運命が変わっていく


ひこにゃんのご先祖たちも、時代のうねりに巻き込まれていく!!


つづく

次回 ひこにゃんシリーズ ひこにゃんのご先祖が江戸幕府で政治闘争し出します!



※おまけ
先日ひこにゃんシリーズを書くために、彦根城に行ってきました。

名古屋・大阪に住んでいるのに、考えてみれば、

彦根城に行くのは初めてでした。

日本の有名どころのお城は空襲でほとんど焼けてしましましたが

彦根城は昔から現存するお城で、当時の様式そのままに存在しています。

直弼がいた、埋もれ木舎もそのまま現存しており、なかなかいいところですので

東京校・福岡校のみなさんも、トレードで利益が出たら、

旅行でお勧めの所でもあります。

しかも ひこにゃんが 平日でも定期的に出てきます!!

ひこにゃんは子どもに大人に、外国人に 大人気!!