ひこにゃんシリーズ1

~ひこにゃんの兜はなぜ赤い~


「ひこにゃんのご先祖は大企業倒産で、リストラされた最強社員」

河端さん


こんにちは株の学校カブックス大阪校・名古屋校講師の河端です。


いつもトレードの話ですが、本日は気分転換に

カブックス通信番外編を書きたいと思います。


ご当地ゆるキャラが大ブームの昨今


ゆるキャラの元祖ともいえる「ひこにゃん」


子どもから大人、そして猫好きまで、ひこにゃんを嫌い


という人はき聞いたことがない・・。


この可愛い、可愛い、


ひこにゃん、兜をかぶって


子どもたちと彦根城で遊んでいる・・。


しかしその兜、何色かご存じだろうか?

そう

〝ひこにゃん”の兜は赤いのである!


兜は普通は黒いのであるが・・


このひこにゃんの赤い兜には


案外、深い意味があるのである・・・。



時は戦国時代・・。


群雄割拠の時代


日本のあらゆるところで戦乱が起きていた!


ご当地名古屋は尾張地方  織田信長をはじめとして

今川、北条、毛利、浅井、朝倉、長曾我部などなど


有名どころはいろいろとるが・・・。


だがその中に


戦国時代軍事力最強と言われた軍団がいる


甲斐(山梨県)にあった武田軍


武田信玄と言えばどこかで聞いたことも


ある人も多いはずである。



その武田軍 戦国最強たる所以は何か?



一つの理由に”赤備え”という部隊を持っていたからである。


〝赤備え”とは、軍の中のえりすぐりの屈強な者を集め、


最強のしるしに 戦場で誰が見ても一目で分かるように


鎧を(朱色)赤にした部隊のことであり、


‶赤備え”は武田軍の中の精鋭部隊のことである


いわゆる


戦国最強部隊!!


この赤備えの戦い方は 前へ前へ、


ひたすら相手を押し切る


打たれようが、切られようが、殺されようが、


前へ出る!


そして相手を殺す。


ターミネーターか!!


戦場でこの赤色の甲冑を見ると


相手の戦意がガクンと下がる!


最強の相手と闘わなければならないからである!



因みに、最強という意味で赤い鎧をつけることが


一つのステータスとなった時代もあり


今 「真田丸」とかいう大河ドラマで


出てくる真田軍も


そのうち赤い鎧になるのではないだろうが

(観たことないので、わかりませんので
もうなっているかもしれませんが・・)


この最強軍団にいつもボッコボコに


やられていたのが


隣国にいた三河地方の松平さん(徳川家康)


徳川家康はこの‶赤備え”に完膚なきまでに


ギタンギタンにされる。


家来のみなさんは


忠義心の熱い三河武士だけに


殿様のために いつも いつも 


この‶赤備え”と闘い


壊滅させられる。


全敗、壊走、全滅・・


直接対決した「三方が原の戦い」では、


本当に皆殺しにあった!


可愛そすぎるぞ三河武士。


しかし、その最強軍団 ‶赤備え” 


自然消滅するのである!


なぜか?


織田信長が力を付け


大勢力で甲斐武田氏に攻め込んだとき


武田軍団は内部分裂で、なんとなく崩壊してしまったのである。
(いわゆる甲州崩れ)


いまでいう、大企業の倒産である!


大企業の倒産で優秀社員がいきなり


居場所がなくなる。


再就職もできない


完全にリストラ後の、おっさんになってしまったのである。


当時はハローワークはないため、行き場がない・・。


どうしよう・・。最強なのに行き場がない・・。


ちりじり、バラバラ、農作業に戻ろうか・・。


雇用保険もない・・・。(涙)


その時、その“赤備え″を再就職させたのが、


なんと徳川家康!


最強(最凶)の敵、自分の部隊を壊滅させた連中を


自分の部下にしたのである。


この点、彼の度量は広い。


徳川家の強い武将さん、井伊直政(いいなおまさ)に預ける。


豊臣秀吉との対決 長久手の戦いでは


劣勢だった状況を”赤備え”の投入で


戦況逆転させるのである!


関ケ原の後、江戸幕府が開設され、


井伊直政は東西の要所である


彦根に所領を与えられる(今の滋賀県彦根市)


この彦根藩は徳川家の最強大名として、


江戸時代雄藩として君臨する。


いわゆる将軍様の側近中の側近、


兼ボディーガードである。


なんと!


『ひこにゃんのご先祖は将軍様の最強ボディーガード』だった!


これがいわゆるひこにゃんの兜が赤い理由であり、


赤は最強たる証として「井伊家」の家カラーとなった。



  ・・・つづく


☆☆

初の


戦国時代を書いてみましたが、良いんですが


あまり魅力はありません


この時代の戦闘は食料や金品の奪取のための


ものであり、いろんな話もありますが、信用にたる文献がなく


後の人が想像で作ったものがほとんどです。

 

しかし、小説やテレビではやたらこの時代のものが多い・・。


ので、なんとなく取りあげるのも しっくりこない・・。


しかーーし やはり今の日本の経済を語るのには


明治維新なのです。 


ここが日本の歴史の最大の転換点!


今の経済の大元はこの明治維新なのです!


ほんの少しではありますが、日本の経済の中の株式に携わる者として


この時代を学んでおくことは日々の株の勉強にもとても


役立つ(新しい発見や面白みが沸きます)のです。


ということで次回の




ひこにゃんシリーズ!! やはり!幕末・明治維新に飛びます!


次回 ひこにゃんシリーズ第二弾


ひこにゃんのご先祖様たちが、日本の歴史を揺るがす


大事件に巻き込まれていくことになりますっっ!!


つづく