先日来から 8月5日に天井つけたNYダウが下降してきている。 これまで株価を支えていたのは、金融政策である。実態も少しは良くなってきているようだが、金融緩和で刺激されているのが実情だろう。きっかけがあれば、かなりの資金がマーケットから 抜けるはずである。

少し急落の例をあげたい。

 1992年 ポンド危機「ブラックウェンズデー(暗黒の水曜日)」はジョージソロスが 高止まりしているポンドに強烈な売りを浴びせ、急落。 政府は公定歩合を一日で5%上げたが、結局売りは止まらず、翌日ERM脱退した。

これはジョージソロスによる ポンド狙い撃ち であるとされているが、 一人の力で国のメカニズムまで変えるなんてことはない。 ようするにもう 「ポンドは急落は目前にあった」史上関係者の心理はいつ来るんだ・・いつ来るんだ・・・ あとは“きっかけ”さえあれば・・・  要するにマーケットがそのような心理的ファンダメンタルだったのである。 そこにジョージソロスが引き金をひいたのである。

 

最近のNYもこの状況に似ているかもしれない。 お金の行先が株式だったのであるが、 何かのきっかけでNYは急落する可能性はある。 現在 中東問題がクローズアップされているが、 それ自体で どうのこうの ではなく

何かのきっかけになる可能性はある。