キッチンリノベーションの工事期間は4日間。
当日朝は普通にキッチンが使えるが、
次にキッチンが使えるようになるのは工事完了日の夜。
壁の仕上げがキッチンパネルだけなら、もう1日早くなるようだが、
我が家は私のこだわりでタイルを貼ったので
4日かかった。
その日の夜には使えますよ、といわれたが、
目地やコーキングは、もう少し落ち着かせた方がよさそうに見えたので
実際使い始めたのは、工事完了の翌日夜。
今回はお願いしたリフォーム会社が得意としている
「住みながらリノベーション」。
我が家はこういう間取りで
リビング隣の和室が寝室になっている。
工事中はリビングを作業や資材置き場に使う、
というので、テレビ以外の家具は全部運び出す必要があった。
幸い、家具が少ない家だし、一人暮らしに60㎡なので
スペースには恵まれている。
かぐすべーる、という家具移動のための板みたいなものを使って、
大きくて移動が大変なものはできるだけ和室に、
寝るスペースは確保する必要があるので、
多少大きくても移動しやすいものはサービスルームへ、と自力で運んだ。
大きなソファセットなどを置いていたら、どこかに預けるか、
自分がホテルなどで過ごす必要があったかもしれない。
工事期間中、リビングの床はしっかり養生シートが貼られ、
和室の4枚引き戸の部分も、作業中は養生シートが貼られていたが、
一日の作業が終了すると、引き戸部分は私が生活できるように
毎日養生を剥がしてくれていた。
作業が完了した日は、丁寧に床を掃除してくださった。
我が家が新しく入れるキャビネットは
シンク用、コンロ用と、間口15cmのスライド式キャビネット、
あとは食洗機で吊戸棚はないので、
リビング全体のスペースなんて必要あるのだろうか、
と思っていたが、搬入されてみるとけっこうなボリューム。
和室からの動線はちゃんと確保されていたので、
居住スペースとしては大きな障害はなかった。
面倒だったのは食生活。
当初はガスコンロを出して多少調理でもしようかな、
と思っていたのだが、鍋やフライパンを使った後、
洗うスペースがない、ということに気が付いてやめた。
Youtubeで見ているHGTVのリフォーム番組では
キッチンが使えない間は洗面所で食器を洗う、という場面を見たが、
洗面所の排水口を本来の利用目的以外の汚水で汚したくはない。
とはいえ、ほぼ4日間、全部外食、というのも、
栄養のバランスとしては好ましくない。
冷蔵庫とレンジは使えるようにしてくれていたので、
着工前に多少作り置きを冷凍したり、きゅうりを甘酢漬けにしておいたものを
紙皿と割りばしで食べ、
飲み物もプラコップを使って、洗い物がでないように生活していた。
とはいえ、ちょっと油断すると、普通にスプーンや箸を使ってしまい、
やっちゃった!」と思うのが意外にストレスになった。
4日間ホテルに仮住まいをしたり、
レンタルスペースに荷物を預けなくて済んだので
費用が節約できたが、一人暮らしだからできることだったと思う。