決勝はスウェーデンとカナダ、
という極めて順当な2チームの勝ち上がりとなった
今年の世界選手権。
とはいえ、スコットランドが今一つ調子が上がらない印象だったとか、
冷静にバシバシラストショットを決めてくる印象のスイスが
準決勝に上がってこないとか、ちょっと去年までとは
印象が異なる。
そして女子と同様、オリンピックに向けて、
ダークホースではなく、優勝争いの一角として
安定した成績を上げ続けそうなのがイタリア。
各ポジションでショットが安定しているし、
背が高い選手が多いからスイープも強いし、
スキップのショットの精度も上位の常連である
スウェーデンやカナダに引けを取らないように見える。
自国開催のオリンピックに向けて強化をしているのだろうが、
それを差し引いても躍進が目覚ましい。
現時点では、残念ながら日本はどのチームが世界に出て行っても
来年の世界選手権で決勝まで残る確率は低いだろうから、
おそらくオリンピックは最終予選で枠を争うのではないかと思う。
最近の成績から見て、オリンピックポイントの上位7チームに
当然入ると思われるイタリアが開催国枠になっている、ということは
上位7チームの枠が一つ空いている、ということになるので、
その分、最終予選に強豪国が来る可能性が減る、ということになる。
とはいえ、前回の北京はスコットランドですら最終予選に出てきているので
どうなるかはわからないが、それでもちょっとつけいる余地はあるのではないかな、
と素人は思っている。