引き続き今年の箱根駅伝の感想など。
★6区
雪もなく、凍結もなかったようで
良好なコンディションだったような復路。
往路の山登りと同じく、
駒澤の1年生が中央の経験者を向こうにまわして
堂々の山下り。
結局ここが駒澤唯一の区間賞。
ここも決定的な山下り専門家より
巧くまとめることができる選手がいると
復路がうまくまわる、という印象
★7区
ここで動きがないと中央は厳しいかな、と
個人的には見ていた。結果、駒澤に迫ることができず。
正直、この辺で勝負は決まったな、と思った。
この先はどっちかというと東洋が気になる展開。
★8区
中央が一瞬迫るjも、駒澤が突き放す。
ツイッターで@EKIDEN_Newsさんが
赤星の登り適性を推す、とツイートしていた通りの結果となる。
3位以下は色々動くか、結局國學院がうまく走り切っている印象。
復路も沈みがちだった東洋がここでシード圏内に迫る。
★9区
個人的に、どうも2年前の9区でいまいちだった印象が強い山野。
今年も爆発的ではなかったが、堅実にまとめる。
3位以下が団子の状態になっているところをうまく(ちゃっかり)利用して
岸本が一気に3位へ。
実力からしたら当然の結果だろうが、一気に抜く方がエネルギーの消耗は
少ないだろうし、その集団からこぼれるリスクをしょってまで追っかけてくる選手も
いなかったため、おそらく岸本としては「ラッキー」だっただろう。
全体として勢いがつかないでもがいていた東洋は、それでも8区に続いて健闘、
シード圏内へ。
繰り上げスタートはそんなに盛り上げなくてもいい、と日テレに言いたい。
★10区
駒澤が余裕のゴール。
中央も悔しかったとは思うが、おそらくうれしいのほうが大きかったと思われる2位。
数年前、予選通過できず、当時の舟津主将が声を振り絞っていた頃を考えれば
復活のCといってもいいだろう。さかのぼれば大東文化に始まり、山梨学院・神奈川など
シード常連からこぼれるとなかなか浮上が難しい状況をみてきたので、
昨年の順天堂や今年の中央を見ると、よくここまで頑張ったな、と感心する。
3・4位争いや、シード権争いでかけっこになることはなかったが、
それでも東洋:清野は9位を目指して粘るものの10位。
東洋は2023-2024のシーズンが正念場になりそうだ。
また、何年かに一度、コース間違いをする選手がいる交差点は
こころなしか誘導員が増えているか、よりわかりやすく誘導しているように見えた。
今年は往路だけでも、もう少し細かく振り返ってほしい、
ということが多く、大八木監督特集、といえなくもない「もう一つの箱根駅伝」は
いまいち納得できず。確かに駒澤が3冠だし、時間も限られているから仕方ないが、
優勝校を追うだけなら「もう一つの」ではないだろう。
箱根については、レースそのものとは別に
色々思うことがあるので、それは改めてまとめて見たいと思う