昔の私を見ているようで
なんだか切なくなる

好かれたくて

彼の一番になりたくて

一緒に居たくって

自分のことは二の次だった

それでもそれが楽しかった

そうしている自分が好きだった



昔の私を見ているようで
なんだか苦しくなる

あの時、
彼もこう感じていたのかな?
あの時、
彼も息苦しかったのかな?


あの時、
あの時。。。
もしかしたら、
もしかしたら。。。


今となっては
どうする術もないし、
どうともするつもりは
無いけれど。。。


あの頃の私が
置き去りになっている気がして


 


新しい出会いがある。


彼はもう過ぎ去った人



なのに

辛い気持ち
淋しい気持ち
過ぎてしまったことなのに
こんな風に思い出すなんて。


なぜ姿を変えて現れたの?

なぜ立場を変えて出て来たの?

そう聞いてみたくなる。



相手は鏡
自分をも写し出す鏡

新しい出会いなのに
まるで繰り返されているような錯覚


ヤキモチも
知りたがることも
かまって欲しいことも
あなたを見て感じたことは
全て私の中にある


あなたがどんな気持ちでいるか
手に取るようにわかるんだ
だから辛い。。。


あなたが言う
「一つ叶えばもっともっとって望む」

そんな言葉ですら
あの頃の私と同じだ。


人は欲張りな生き物だから
手をつなげたらキスをしたいって思う。

一緒に出かけたら
もっともっと長い時間を
過ごしたくなる。

そして一番になりたくなる。



いつしか誰かと比較してる
互いを見ていたはずなのに

いつしか『幸せの定義』を決めつけて
感じることを忘れてる

知らず知らず
過去に縛られていた自分がいる




もう過去はここには
無いんだよ


『いま』を見て

『いま』を感じて

過去でも未来でもない
『いま』のわたし 


『いま』ここにいるあなたと。。。


それが始まりなんだから