母の寝顔に思い出す


私が幼かった頃

ソフトクリームが

とても食べたくて





せがんで

連れて来てもらった喫茶店


母は扉に足先を引っ掛けて

親指の爪が少し

剥がれてしまった


大人の私なら

帰って手当てしただろうに、

あの時の私は

「ここまで来たから

  食べなねばならぬ」と。。。



ごめんね

すごく痛かったよね

指先に巻いたティッシュを

何度も変えていたよね



食べて満足したはずなのに、

半世紀近く経った今も

ずっと忘れることはないよ



ママ、ごめんね。。。




母の胸に甘えてしまう


子どもの頃に戻って。。。





大好きだよ