入院中は面会禁止

母に会えない


肝臓癌は末期で

寝ててもダルいらしく

食べることすら

内臓に負担がかかるから



栄養と抗生物質の点滴で

母は命を繋いでいる


「この先意識は混濁します」

「あと1ヶ月もつかどうか。。。」


医師の言葉に動揺を隠せない


「なんとか面会出来ませんか?」

「父と会わせたいんです!

意識がハッキリしてるうちに!」



記憶が消えてしまう前に

どうしてももう一度会いたい!!




「何とか病棟に掛け合ってみますね」

医師の言葉にホッとする



この先生は専門外のことは連携を取って調べてくれるし、病院自体は高齢者も多くてホスピスでもあるから、何となく安心出来そう


限られた時間を意識して

私の気持ちは焦るけど

何事にもタイミングはある

ここは先生にお任せしよう




母が入院して

父は一人暮らしになって。。。


田舎の一軒家から

都会のマンションへ

病院通いの4年間で

特に友達がいる訳でもなく

元々お出かけするのは

好きじゃないみたいで


だから母が居なくなって

すごく淋しいんだろね


私は一緒に住むことを

決めた!


もし母も元気でいたなら

サ高住とかホームを探しただろう

だけど家族バラバラで

淋しい思いはもう

したくないから✨




ほどなくして

病院から連絡が入った

病院からの連絡はドキドキする

何かあったかしら⁉︎って


「5分間だけ面会出来ますよ」


面会は一人だけで5分間

だけど私は杖をついた父の

付き添いということで😊


開口一番に母は言った


「帰りたい。。。」



力なく言葉にする母を見て

「一緒に帰ろう!待っててね!」

私も父も泣きながら母にハグしていた



帰り道。。。


「大変かもしれないケド家で看護しよう」

「もう治療が出来る訳ではないから、みんなに会わせたい」


父に伝えると

「よろしくお願いします」

「そばにいると安心出来る」

そう言って笑顔を見せてくれた




病院のケースワーカーさん

「矢田さん」は

とても優しいお兄さんという感じ

(もちろんだいぶ年下ですが😅)


ゆっくり優しい口調で

話しを聞いてくれます


・在宅で介護したい

・何一つ私には知識が無い

・準備も想像がつかない

・1週間〜10日後には退院したい


これに対して

平山院長はじめ矢田さん

そしてケアマネさんが

ダッシュで連携を取ってくれました!


速い!速い!

驚くほどの速さで

介護ベッドも訪問診療も

介護度申請も決まって行きました



あれよあれよという間に

準備は整い

あとは母の退院と引越しだけ

荷造りしないとなぁ。。。




さっぽろ銀杏会記念病院

平山院長と

ケースワーカーの矢田さん

そしてお世話になった看護師さんへ


とてもとても感謝いたします🌸

ありがとうございました✨✨