楓の書は心の書
その日心に浮かんだ文字を
書こうと決めた
本日は『明』
『明』の漢字の成り立ちは
欠けた月と太陽
それともう一つ
窓から挿す月明かりとも
かつて中国北部では半地下の家が
多かった
乾燥地帯で樹木が手に入らず
地面を掘り下げて家を作った
真っ暗な夜
窓から漏れる月明かりは
どんなに明るかったことでしょう
その光の筋は神様の訪れ
窓のそばに神様を祀ったのも
光のありがたさを思ったから
なのでしょうね✨
だけどこんなに離れているのに
私たちの周りを照らし
暖かく包み込んでくれる
月はゆっくり眺めることが出来る
暖かくはないけれど
心の中に温もりを落としてくれる
本当の明るさは温かさでも
あるのかな
自分一人を照らす光は
まっすぐ尖っていて
眩しすぎて
少し離れて照らしたら
ぼんやりと丸くて
そこにいる人たちの顔も
よく見える
明るいって
そういうことかな