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少し前に本屋で気になったので

山口県の歴史(山川出版)という本を購入しました。


住んでいる地域の歴史を知っておきたいな、

と思ったので買ってみたのですが、


山口県の5世紀は女王が治めるクニがあったそうです。

全国各地に女王が誕生していますが、

そのうちの大半を山口県域が占めているそうです。


古墳時代なかばを相前後する時期、

周防・長門の両領域に

かつての卑弥呼をしのばす

女王が治めるクニがいくつか出現しました。


女王たちの古墳

熊毛室津半島 神花山古墳

小郡兜山 兜山古墳

山陽小野田厚狭 妙徳寺山古墳

山口市吉敷 新宮山古墳


これら全ての古墳の副葬品からは

武器の類は発見されていないそうです。


熊毛室津半島の神花山古墳は

第二次世界大戦真っ只中の昭和19年

旧海軍の高射砲陣地構築のさいに発見されました。


奇しくも戦争真っ只中に発見されたことは

単なる偶然とは思えません。


きっとこの女王たちは

武力でクニを治めることを良しとせず

祈りの力でクニ治めていたことでしょう。


各地の女王たちが生きた時代から

悠久の時間が過ぎ去った今でもなお

平らかな世の中への祈りは続いている、

そう思えてなりません。



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