カルメン組曲全曲、そして悲愴の三楽章でした。

かなり体力を使う楽曲だったのでこの練習はご褒美案件に認定しました。

春日部から乗り換えの大宮駅に向かう途中、やはり「すた丼」を考えます。昔は練習後の貴重なたんぱく源でした。

ネットで見るとおお!「すたみな焼き」、つまり丼ものでなく肉とサラダでご飯がないものがありました。鰻丼でさえ、蒲焼だけを出すので理にかなってます。

よし今日のご褒美はすたみな焼きだ!と大宮駅で下車しました。

すたみな焼き、中華鍋を振るう時から懐かしい音と香りです。

さて、出てきたすたみな焼き。

これまでのすた丼の具にサラダだけの料理です。当然ここはニンニクドレッシング。

まず、野菜を食べて食物繊維シールドを胃に張り巡らした後、すたみな焼き。すた丼の中心部。

嗚呼!これはすた丼と違います。

すた丼はご飯と卵。これが全体を調和しています。

そう、オーケストラで言えばご飯は弦楽器セクション、卵はオーケストラの心(シューマンがそう言ってた)ホルンです。

それらを抜きに肉だけというのはトランペットだけの様子です。

しかしこれはこれでよい。すた丼のすた丼たる豚肉、ニンニク、特製のタレが際立っています。すた丼はこれを壮大なシンフォニーのように調和させてましたが、こうした室内楽もよいものです。

これはまるでピアノ伴奏のヒンデミットのトランペットソナタ。

すたみな焼きのアンサンブルをビールと合わせる。これまた素晴らしい。

簡単に完食しました。ふ、また痩せたぜぃ。

 

最近「年取って、すた丼が食べられなくなった」とか「ふ、昔は大盛いけたぜ」と過去の栄光を懐かしがる諸兄の多い中、このすたみな焼きで青春を取り戻すのはいかがでしょうか?

私はまだまだ青春の真ん中です。