近所の回転寿司は静かです。
回転する部分はお勧め寿司のPOPが流れているだけ。客は目の前のタブレットで注文。送信するとカウンター内の板前さんにプリントアウトした伝票が印刷され順番に握ります。
これなら混雑した状態でも順番にもれなく仕事できるからです。
会計もタブレットで呼び出し店員が確認して伝票を無人レジに持って行き精算。これも静かです。
40代とみられる男が入店しました。かなりのデブです。デブなだけあって動きが遅い。
「ねえ、メニュー持ってきて!」って店員に要求。店員はタブレットを指しながらも紙のメニューを渡します。
「ねえ、ノンアルビールはないの?仕方ないなあ、じゃあ、タコのから揚げ持ってきて!それから・・」
こいつ偉そうです。静かな店内にこいつの声だけ響きます。
「ねえ、抹茶ハイひとつ!」店員は見かねて操作を教えようと受けた注文を客の目の前のタブレットで操作します。
若いのに・・僕はこれ見よがしにタブレットで静かにどんどん注文します。どうだ、わかったか!
その男「なんだ、これは・・・」初めて宇宙人がタブレットをみたかのようにあちこち操作します。このデブ男もそれで学習すればよろしい。
「ねえ、マグロ一丁!」
だめだ、この男さっぱり分かっていないようです。他の客も軽蔑気味に見ています。
こっちまでイライラしてきたので僕はお会計。タブレットで〆て店員が持ってきた伝票を無人レジにかざし、ペイペイで。
どうだ、みたか若者よ!太っているだけで君は学習しないからこうした時代の流れに取り残されるんだよ。。と視線を投げ店を後に。
その後も「○○一丁!」「あいよ!」っと大将との威勢の良いやり取りが続いてます。
あれ?こっちが本来の寿司屋の姿では?