華の春というイベントでした。

各国が集まって一つのお祭りを作るのを見てるのは好きです。

中国、ベトナム、タイ、インド、バングラディシュから屋台や出し物が出ていました。

縁日気分で歩くのは好きですが、さすがに西川口に住んでいると目新しいものはほとんどありません。

四川料理の屋台がありました。そうだ、四川のソーセージでも土産に買っていこうと声をかけました。

レジの担当、美しい日本語と訛りのない中国語でした。買ったものを包んでいる間に、一本100円の「四川冷串」をもらいました。

「すっごく美味しいよ!一本あげる!美味しかったらまた来てね!」

嗚呼、僕は愛されたのかなと思いそれを受け取り食べました。揚げ豆腐を串にしたものですが四川料理の味でこの時期にはぴったりです。

ついつい後を引く味だし、レジの担当にも会いたいのでまた行きました。500円手渡して、

5本ちょうだい!

「串はいろいろあるけど、何が食べたい?」

君のお勧めでいいよ。

「うーん、何にしよう。何が好き?」

と付き合い始めたカップルのような会話をしてしまいました。

 

結局500円払って7本もらいました。

嗚呼、やはり僕は愛されている。

残った串と皿を返却しにまた屋台に・・また会話できるかな。

屋台では後ろにいたおばちゃんがぬっと出てきました。「これ、私の娘だからね」