語学交換アプリで知り合った女性。中国広東省在住で日本文化・日本語大好きな人。

現地で日系企業に勤め、自分では日本語での交流会を盛んにやっているアクティブな女性。

まだお会いしたことはないけど、良くWeChatで連絡きたり日本風に年賀状をくれたりします。

そんな彼女が日本語を教える動画を作りました。「公開する前にあなたに最初に観てほしくて・・」

と心臓を撃ち抜かれました。なのでしっかり観ました。

動画の終わりに「最後まで聞いて頂きまして、ありがとうございます。」がありました。うーむこれは「最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。」

頂くは動詞の謙譲語、この場合は補助動詞の尊敬語なので平仮名でいただく、です。

 

説明に困ったのは新人のプレゼンの情景で、先輩社員が「優秀な新入社員がいましたか?」と聞く場面。

ここは「優秀な新入社員はいましたか?」にすべきですね。

 

彼女からかなりのツッコミ。なぜ、優秀な新入社員「が」ではダメなのか?答えに詰まりました。

「が」と「は」。日本語学習者に難しい使い方。教えるほうもどう教えたらよいかわからないです。

調べたら現象文の主格には「が」、判断文の主格には「は」とありました。それで相手は納得したけど、自分にもピンときません。

小さいころから日本語を話し、それを学ぶのが「国語教育」。小さいころ別の言葉を話し、まったく新しい言語として学ぶのが「日本語教育」、その違いは大きいですね。

いつも質問してくれる熱心な彼女、いつか会いに行こう。