夜中の3時に目が覚めました。ああ、自然が呼んでいる。睡魔どころではありません。飛び起きました。
その後4時にも。これはまずいです。
医者が処方してくれた「痛い風」迎撃システムは圧倒的な防衛能力ですが、その分頻繁に自然が僕を召喚します。
右足のつま先の痛みが単にお腹に移動しただけのようです。(だったら足が痛い方が。。。)
今日は絶対外せない用事。絶対に無事に平和に出社しなければなりません。
ラッシュアワーでは体がもたないので家を出るのを6時に決めて、残り2時間をほぼ家の個室で過ごしました。
意を決して出発。恐ろしいリスクです。不摂生ではなく薬の副作用。どれだけの反応かわかりません。しかも呼ばれたらすぐに行動しないと間に合いません。
早朝の京浜東北線。すいてはいますが、座れません。自分の目の前の男。隣の駅でそわそわし始めました。ラッキー!この男次で降りる!
そう思ったらフェイントでした。失望と恨みの視線を浴びせ僕は結局赤羽で乗り換え。
上野―東京ラインの1号車4扉で待ちます。トイレが付いているからです。途中駅で仮に下車することになってもどこにトイレがあるか熟知しています。
乗るとトイレには赤ランプ、すでに先客が。。またドアの前の男と目が合いました。ああ、この人も待っているのだ。
赤羽から尾久、そして上野近くなりやっとトイレが空きました。顰蹙レベルの長さ。
まっていた男はすぐに入れ替わるように入りました。自分もいつ自然様のお呼びがかかるといけないのでドアの前で待つか。
と思ったら別の男がドアの前に。ああ!早朝の時間。ここまでの需要とは。トイレ様、人気ありますね!
自分は中国語の単語帳を出し、気を紛らわします。気にしてはいけない。そのことを考えてはいけない。
上野から東京、新橋に近づくにつれすーっと気分が楽になってきます。ああ、僕は勝てるかもしれない。人生勝ち組の仲間に入れるか。。。
新橋につきました。「新橋」という車内アナウンスがここまで耳に心地よく響いたこともありません。
駅を降りると脳内モニターにばしばしっと近くのトイレがどこにあるか浮かびます。会社まで少し遠回りでもトイレに近いルートを。
会社が近づきました。30年以上見慣れているロゴが見えてきます。ああ、自分は勝ったのだ。勝ち組だ。
いつもより威風堂々と警備員さんに挨拶。誰もいない事務所に出社し、勝利の味をかみしめました。
さあ、ご褒美だ!