いつもは新橋で下車して出勤ですが、別件あり品川経由で別の事務所に行きます。

上野東京ラインで東京、新橋ときて下りずにそのまま品川まで。

新橋を過ぎたあたりで違和感を感じました。通常新橋で降りるのでいつもと違う様子に体が反応したのでしょう。

警戒レベル1としました。これは事務所に着いたらまずその用事を済ませる事を優先と決めます。

新橋で人が多く下りたので座って品川に向かいます。キリっとした痛みも感じ始めました。座れているのになぜ?

警戒レベルを2にしました。これは事務所の最寄駅に着いたらまずその用事を済ませる事を優先とします。

 

電車はそろそろ品川に、体に嫌な緊張感が走ります。警戒レベル3発令。最寄り駅ではなく品川に着いたらすぐに行動を!

品川到着。しかし混雑を避けて端の車両に乗っていたので階段まで遠いです。それに巨大な品川駅、その場所についても並ぶかも知れません。

変な汗が出てきて歩くのもつらくなりました。

警戒レベル4!社会的生命を守るために自分で決定できるすべての判断をそれに優先!

それにしてもかなり危険です。

どうしよう、と思っていたら今下りたばかりの電車にその設備がある事を思い出しました。閉まりかけたドアから再び乗車。しかりその場所はすでに先客がいました。

でも待つしかない。先客だって同じ思いだ。汗はどんどん出てきます。汗くらいなら構わない。そのドアがあくまで永遠に感じられました。

鬼の形相で先客、いや、戦友が出てくるのを待ちついに自分の番に。

やった!僕は勝った。人生に勝った。辛い苦しみの後の勝利。

電車はそのまま川崎に向けて進みます。いいんです。この勝利があれば熱海まで行っても構いません。

結局勝利の余韻をかみしめながら川崎でそのまま反対方向の電車に乗り直し、品川に着きました。