旅先で起きてほしくないお腹周りのトラブル。

思い起こせば最初は上海に初めて出張した時のホテルでした。10年以上前です。朝起きて着替えようとしたらベルトがない。集合時間になっても動けない僕に同僚がベルトを買ってくれました。
しかし穴の位置が合わないので訪問先の楽器店の管楽器リペアコーナーで調整してもらいました。

2度目はロンドン・ヒースロー空港。パリーん!と音がしてバックルが前方に飛んでいくのとズボンが下方に落ちるのと同時でした。慌てて押さえられたのはファインプレー。その出張はなぜか虫の騒ぎかスペアのベルトを持っていて助かりました。

3度目は東京ドームから会社に戻る地下鉄。バックルとベルトの接触面が摩擦でダメになってました。座席に座った瞬間、あらゆるストレスから解放されたようなリラックス感が湧きましたがベルトが外れズボンが緩んでました。目的地に着くギリギリまで調整しました。地下鉄座席の隣では若い女性が座ってましたが寝ていたので隣で怪しい行動にしか見えないベルトの修理を気づかれずに出来ました。

そして昨日。大阪に着きまだ時間あるのでカフェに入りトイレに行くと、パリーんっと嫌な音がし、バックルが…

トイレから自分の座席に前を押さえて前かがみに戻りました。これだけで変質者のようです。訪問先はすぐ近くですが、今日は管楽器のリペアに頼めるかどうかわかりません。幸い奥の座席で良かった。
よく観察しました。シャフトは折れていない。単にズレて外れただけ。これなら管楽器リペア技術のない僕も直せるか?訪問先の会議の時間も近づいています。
シャフトを慎重に入れ直しバックルを…

カチっ!直りました!僕はベルトに勝った!ベルトグレード取れるかな?
勝利の味で満ちたコーヒーを飲み干し昨日が輝かしく始まりました。