柄の悪い

西川口西口の蘭州拉麺「天下鮮」は西安料理を中心にまんべんなくいろいろな料理があるのでたまに利用します。

僕は一人で豚ガツのニンニク炒めを注文しました。（もともとこの投稿はサンサク？ってネタ）この店は宴会向けというより在西川口の中国人の食堂といった趣です。

みなさっと食べてすぐに出ていきます。

が、僕の席の近くの3名は違いました。中年の柄の悪い集団。大酒飲んで盛り上がっています。東北訛りの中国語。

声もかなり大きいです。

店内が禁煙なので助かってますが、ビールの瓶を並べてがつがつ食べ大声で騒いでいます。

僕はこの集団に関わりたくないし絡まれたくありません。

独りで食べていると3名のうち一人がじろじろ僕を見ます。女性にじろじろされるのは嬉しいですが、柄の悪いおっさんにじろじろされるのは嫌です。

関わらないように目を背けて一人で食べていました。

すると頼んでいないビールが来ました。店員曰く、あちらの席からのプレゼントだそうです。

困りました。小さいころ母親より「知らない人についていってはダメ」と教わってます。

が、この状況で拒否すると絡まれそうです。日中関係にヒビが入ったら僕の責任です。

なので丁重にお礼を言い、いただきました。しゃれたバーで、「あちらのお客様からです」とシャレオツなカクテルが届き、振り返ってみたら美女が・・・というのと全然違います。

西川口のディープな中華食堂でおっさんにビールを贈られました。

さて、食事も終わりました。あの3名はまだ酔っぱらって宴会です。このまま立ち去ると失礼だし、お礼を言うと、まあ座れと帰れなくなりそうだし、困りました。

なので僕は店員を呼んで、「僕もビールを注文します。それであちらのテーブルに付けてね」。店員は納得しビールを贈りました。

3人がじろっと見ています。中国語で、やっぱり日本人は律儀だねえ！と笑っています。

もういいだろうと思い、ここを去る事にしました。お会計！（买单！）

レジに行くとさっきから僕をじろじろ見てビールまで贈ってくれた柄の悪い中国人がレジから僕を押しのけていいました。

「この男の食事は俺が払う！」

いくらなんでもそれはあまりにも・・・・

あ、以前よく行っていた「東北餃子王」のおっさんでした。マスクないと分かりません。

今は改装でしまっていますが再開したらまた行くね！ご馳走様！

今日の僕の食事は彼らの販促費でした。