知覚過敏で苦しんでいた歯が何故か少しずつ痛みが収まって来ました。
寒い外に出たり風呂に入って温まるだけでも痛くて堪らなかったのが痛さも弱く時間も短くなりました。
食事の際の激痛も減って来ています。
さて、復活を図るのに良いメニューを見つけました。その名も「火吹鶏」。ネーミングだけでぐいぐい来ます。

あの、もし味の調節ができるなら激辛でお願い出来ますか?

バーテンさん「こ、これはいわゆる四川料理の辣子鸡でして、刺激が…」
僕は揺るぎない視線を送りこの四川料理を注文しました。

ほどなくして別の店員さんが僕の背後から静かにやってきて「はい、火吹鶏でございます。」そして囁やくように、しかしきっぱりと「お望み通り極限まで辛くしました。」
他の店員さん達も見ています。どうやら接客モードから挑戦モードに変わったようです。視線を感じます。

まずは一切れ。知覚過敏の場所も痛くありません。若干花椒の香りを感じます。美味しいチキンです。が、この店の極限って…

僕は汗もかかずに一気にこの火吹鶏を、部活の終わった高校生がマックに寄ってチキンナゲットを頬張るスピードを再現し、食べ切った後、優雅にエビスビールをいただきました。