僕は2人を呼び、話をしました。

やあ、いつもお疲れ様。折り入って話があるのだけど、今度の演奏は君たちでなくここにいない「33B」で行きたいと思う。了承してくれないか?

2人は驚きました。

 

まず「34C」が口火を切りました。

「私とあなたとはもう長い付き合いではないですか。あなただって当初はこんなにしっくりくるマウスピースはない!って喜んでいたではないですか?それをなぜ今ごろになって私を切るのですか?」

 

いや、切るのではないよ、34C。聞いてほしい。君が悪いのではなく、今直面している課題を解決するにはこうするしかないんだ。確かに君はYHR-869Dとは最高の相性だ。それにハイトーンもとても素晴らしい。でもね、今回は869でなくYHR-82AGDで行く。ハイトーンの問題でなく、中音域がしっかりヒットする必要があるんだ。何度か中音域を空振りした事は君も認めるだろ?また33Bは上昇管の音色の違和感もない。

 

俺も言わせてもらっていいかな?と「32D4」。

「あんたもともと太ベルの82AGDに合わせるために俺を呼んだんだろ?俺の方が33Bより遥かに音の抜けはいいぜ。そもそも太ベルには俺みたいに太いボアが必要だろ?あいつとはパワーが違う。だいたい33Bってあいつは暗い!あれがあんたの好みか?」

 

わかっています。はい、確かに33Bは暗いです。今はマジに中音域の安定感が必要なんです。確かに君は良く音が抜けていく。音もご機嫌です。でもその分暴走するじゃないですか。

 

34C:「ハイトーンのプロから言わせてもらうと、あなたが33B使っているときハイトーンぶら下がりますよね?それでもいいんですか?」

 

そこは何とかします!練習します。

 

最後に2人が口をそろえて「以前から言いたい事があるんだけど。。。」

 

ない、何でしょう?

32D4と34C:「ろくに練習しないで自分の調子悪いのをマウスピースのせいにするな!」
(あくまで個人の感想です。)