フランスに住んでいた時フランス人と交流するのにやはりワインや美食、そしてファッションの話題についていけないと苦しいのと同じように(僕はファッション関連は全然ダメですが)、中国では・・・


ずばりアニメや漫画の話題が不可欠です。親日の中国人はだいたい日本を知るきっかけはアニメや漫画です。なので日本人に好意的に話しかけてくれてもその手の話題に疎いとすぐに失望されます。

さて、帰宅時にのったUberの運転手。僕が日本人と知るなり「ワンピース!ナルト!」の単語を連発。
なんとウルトラマンや仮面ライダーまで詳しい。


渋滞だったので長い時間会話を楽しめました。話題がガンダム(中国語:高達)の話になると相手のペースに。

僕は宇宙空間でエネルギーで攻撃するビームライフルと実弾のザクマシンガンではどっちが有効か?という話から始めると相手はザク(中国語:扎古)の発展型であるグフ(中国語:老虎もしくは姑夫など表記が統一されていない)の仕様の違いなど熱く語り攻めてきます。

運転手:「ガンダムシードに見られる世界観をどう思います?また言葉を解さずにコミュニケーションできる世界(恐らくニュータイプのことだろう)ですが、僕はこう思います・・・」

自称ガンダムお宅と名乗るこの運転手、凄すぎる。一連のガンダムシリーズを哲学的に捕らえている。果てはバンダイのガンプラに関するマーケティング戦略まで語り始めた。。


うぅ、かなわない。でも日本人がガンダムの件で中国人に遅れをとっていいものか?

最後の切り札をだそう。
「ねえ、さっきから熱く語っているけどテレビの世界でしょ。君は自分の目で本物のガンダムを見たことあるか?俺はあるよ。お台場で。」

運転手:「いや、ありません・・・・」

か、勝った。彼とは連絡先を交換しまた熱く語り合う予定。