一昨年の今頃は、今年は最悪の年で二度と思い出したくないってここで書いてました。
脳梗塞、交通事故、そして日中関係悪化による生活不安。
はっきり言って最悪の年でした。


年が開けて2013年。中国の経済の急速な悪化による仕事への影響。そして自分の脚は相変わらず松葉杖がないと歩けない状態。


でもこの膝の状態では60歳頃には自力歩行できなくなるよ!って医者に脅され一大決心してダイエットに。上海に出来た「ダンディハウス」へ行きました。


そこでは目玉が飛び出るような高い金ではあるものの超一流の施術、懇切丁寧な指導を受け、最初の数ヶ月こそ半信半疑でしたが一気に体重が下降モードに。


ある時ダンディハウスの日本人女性担当者から彼女本人が「エキサイトアジア」という番組で取材を受ける。減量の施術をしているシーンも撮影するけど客として出てくれないか?という話をいただき快諾。


せっかくなので練りに練ったデブ専の自虐ネタを当日連発。ほとんどがカットされ結局10秒ほどの出番に。(ダイエットは明日からって書いてあるTシャツで登場)


でも撮影自体は楽しくNHKのスタッフの方々も大変親切だったので気持ちよく撮影を終え、松葉杖ついて帰ろうとすると、後ろから先ほどのスタッフの方が走ってきて呼び止められました。


その後は彼のご提案を受け上司や本社とも話をし、自分の出演が決まりました。単に純粋な業務だけでなくプライベートも十分紹介した言って事でいろいろ考えていくつかの案を提出。

3日間合計15時間という撮影でした。


常にカメラが目の前で回っている。部下に怒りを覚えても怒鳴りつけることは出来ないし、仕事中油断してあくびも出来ないし鼻もほじれない時間。


逆に自分の行動はどこかで誰かが見ている。だからこそどんな場合でも特に対人関係は緊張感と笑顔を持って過ごすべきだって撮影の最後の方に感じ取ることが出来ました。今でももしカメラが回っていたら自分はどんな反応をすべきか?って考え行動することもあります。


3日間、NHKの方々と過ごせて本当に勉強になりました。NHKから取材を通じ勉強になったし、写真の粗品までいただきました。

この時間が僕の2014年の全てであり、新しく赴任してきた元気で優秀な同僚と一緒に会社員生活の中でもっとも充実した一年となりました。


ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

ちなみに未放送シーン。
①会議室で部下を一人ひとり称えるシーン。とちりまくって上手くいかなかった。
②ホルンで中国のポップスやスターウォーズなどのテーマを長時間撮影。ミスが多くて不採用?
③売上達成祝勝会でビールの中ジョッキ3連続一気飲み。
④中国語の学校に入っていき「早上好!」って挨拶するシーン。実際に8時半に到着したら誰もいなかったのでお昼に学校スタッフと撮影しなおし。


客席ではなくステージでの演奏者の場所が一番ぞくぞくする音が体験できる。だから皆でやろうよ。それを信じもっとこの国で管楽器の普及に努めます。