「炭水化物の国」だと思う。
無論他の国にもあるにはあるのだが、減量のため炭水化物の制限を命じられている自分にとって日本は地獄のような国だ。
だって、何もかも美味しいんだもん。
中華料理の場合、大勢で食べながら冷菜や熱菜を食べる。これは肉や魚や野菜ばかりでご飯をお供にしなければならないシーンは麻婆豆腐くらいのものだ。
一通り食べた後にチャーハンとかタンタン麺を食べる場合もあるが必須ではない。
フランス料理もパンが出てくるが必ず食べなければいけないシーンは少ない。
イタリア料理のパスタやリゾットなどもスキップは出来る。
日本の場合、ご飯と合わせて初めて味のバランスが取れるものやお握りやお寿司や丼モノのようにセットになっているものが多い。しかも美味い。上海のコンビニのお握りは見事に食欲を喪失させてくれるが日本の場合は強力な吸引力がある。
ワインバーLe Vinで気持ちよく酔ってホテルに戻る途中、何度もコンビニのお握りを買おうとするのを断腸の思いで我慢したか、ラーメンの店が入っているべんがら横丁から漂う悪魔のような香りも鼻をふさいで走り抜けたっけ。
やっと欲望に勝った!
でもホテルに着いたとたん意識が緩み、気がついたら寿司屋のカウンターに座っていた。
いかん、いかん。
食べてはいけないと思うとその存在が大きくなる。
仕事仲間と食事。
見事な鰻に僕の炭水化物に対する抵抗力はまったくなくなった。
さあ、上海にこれから戻ります。また減量始めます。