大連から上海に戻るフライトは朝の8時。つまり7時に空港について「チェックイン」すればいい。
地元の人が6:30にホテルを出発すれば余裕ですよ、というのを笑顔で聞き流し6:00に出発。
6:30には余裕でついた。昨日の青島のようにはなりたくないもんね。
さて、どこかでゆっくり時間つぶして・・・と思ってチェックインカウンター見たら凄い行列!
朝の6:30だぜ?なぜ?
あわてて並ぶ。
行列を作って並ぶ事を中国語で「排隊(パイドゥイ)」と言います。
カウンターには全員係員がついている。日本の航空会社とは比較にならない無愛想さで進めていく。
で、あれば対応のスピードの問題ではない。人が多すぎ。
ところで「排隊(パイドゥイ)」に対して列を割り込む意味の中国語は「插隊(チャードゥイ)」と言います。これが原因だ。
①列を作っていると後ろからちょっとした隙間や行列の折り返し地点で気配なく割り込む「忍者型チャードゥイ」。後ろにいたはずの中国人がちょっと目を離した隙にいつの間にか僕の前にいる。さすが拳法の国。間合いと相手の隙を読んでいるねぇ。
なので隙を作らぬように間を詰める。そしてこんなぎゅうぎゅうのパイドゥイが出来る。
ああ、いやだ。くそ暑いのにべたべたくっつかれて。ああ、こいつ体臭臭い!ぎゃあ、足踏むな!すし詰めというより上から衣つけたら人間のかき揚げが出来そうだ。
そして強烈なのはカウンターでチェックインしている人間の横に立ちいきなり身分証明書見せて怒鳴りまくる輩。一体こいつどこから湧いてきた?
行列を作らずカウンターに直行。実際にチェックインしている人間を押しのける。
これを②「強行型チャードゥイ」と呼ぼう。
日本ではこんなとき係員が制して並ばせるが中国ではお構いなし。目の前にいる乗客しか見ない。
これには後ろの客も怒った!
「おい!並べ!パイドゥイだよ!何考えているんだ!俺たち30分以上も並んでいるんだ!」
これでひるんで、ああ、申し訳ございません。並び直します。というようなタマはいない。
どなり声を完全に無視。そもそも自分の行為が他人に迷惑をかけているか、って考える概念はないのか。
後ろ首をつかまれない限り涼しい顔でチェックイン。
何事もなく出ていく。
怒った客は今度は漸く自分の番が来たのにチェックインせず怒鳴りまくる。「なんであんなチャードゥイを認めたんだ!お前らいい加減にしろ!」と怒鳴っている。
全カウンターでそんなどなり声が聞こえる。これで更に時間が経つ。
係員は泣きそうな顔をするか逆ギレするかの2パターン。これで手続きのパフォーマンスが下がる。
漸く僕の番が近づいてきた。後ろから丁寧に「あのお。すみません。あなたの便は何時ですか?こちら急いでいるのでできれば・・」
ああ、すみません。僕も急いでいます。
ちゃんと声をかけチャードゥイしようとする。これを③「ソフィスケーテッドチャードゥイ」と呼ぼう。
結局30分も並んで漸くチェックイン。
セキュリティコントロールを抜けて喫茶店を見ると部下がいた。
いやあ、大変だったね。君も並んだの?
「いえ、パイドゥイの後ろに自動チェックイン機がありましたのでそれを使いました。2分で済みました。」
残念ながら日本のパスポートでは自動チェックイン機の読み取りが使えない場所が多い。
