中国でタクシーに乗るとき快適さを求めないようにしている。
あまり文句言うと道の真ん中で放り出されそうだから。


だから運転手が車内でタバコを吸いはじめたりラジオの音量が大きすぎるとき以外は文句を言わないようにしている。


車内が臭くても、急発進、急ハンドル、急ブレーキしても、運転中に食事しても、他の車とトラブルになり殴り合っても(ハルピンで起こった)、携帯で楽しくお友達とお話ししてても文句を言わない。


今日のタクシー。臭くない。タバコも吸わない。行き先を告げるとちゃんと返事した。
うん、いいかな。


ラジオをつけた。テンポの良い中国のポップス。
最初運転手は鼻歌交じりだったのが、次第に本格的に歌い始めた。
声量もでかい。


オートマ車なので左足が空いているのだろう。運転中にリズムに合わせて足踏み。

目的地に近付いてきた。最後の指示を出さなければ。
でも気持ちよく熱唱しているのに機嫌損ねたらどうしよう。


曲を聞き、テンポをつかむ。
そのテンポに合わせて「新閘路を右、延平路を左!」と指示。


「あいよ!」
見事に4拍目に決まった。


音楽の流れを阻害せず目的地につけた。