シャンパンのモエ・シャンドンを知ってるか?
この白ワイン、そんな香りがするぜ。
とカウンターに座った僕の対面から顔を近づけてまるで危ない取引でも持ちかけるように見事な英語で話す中国人バーテン。
後ろからちょっとでもおされたら唇が触れあいそうに近い。
僕は身を引きながら快諾。
Soave Sereole 2010。
確かにバターやナッツの香りは抑えられながらややジンのような心地よい苦味、スパイシーなクリアなエッジをを感じる。
へえ、いいね。と会社の近くにできたワインバーで楽しむ。チーズプレートには蜂蜜が添えてあってチーズとこの白ワインのマリアージュをこれ以上ないくらいに楽しませてくれる。
ここはイタリアンワインバー。
社長が登場。シチリア島出身。上海の前はシエナ在住。指揮者のクラウディオ・アバドを若くして髪を伸ばして日に焼けて更に口髭、あごひげをつけるとこんな感じ。初対面だけど陽気に僕の隣に座る。
本人はピザを頼み僕にわけてくれた。中国人も声がでかいけど、イタリア人もでかい。
英語、イタリア語、フランス語、様々な言葉が飛び交い、中国にいることを忘れて楽しめたひと時。店に入るのにパスポートもいりません。

