「星を射る」('02)
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チョン・ドヨンさん、チョ・インソンさん主演の、芸能界を舞台にしたサクセスストーリーです。イ・ジャンス監督&ユン・ソンヒ作家という「美しき日々」('01) コンビの作品ですが、このドラマは「美しき日々」に見られたようなイ・ジャンス監督「臭さ」は比較的抑えめで、ユン・ソンヒ作家本来の持ち味である爽やかな作品に仕上がっています。
物語は、識字障害だが驚異的な記憶力と天性の演技力を兼ね備えた美青年ソンテ (チョ・インソンさん) と彼のマネージャとなった何の取り柄もない 30歳の女性ソラ (チョン・ドヨンさん) が、様々な失敗や障害に逢いながらも成功を目指して助け合う中で、お互いに愛し合うようになっていくというストーリーです。
実はこのドラマ、最初のうちはヒロイン・ソラのキャラクターがどうしても好きになれなくて挫折しかかったのですが、ソラがドフン (イ・ソジンさん) に捨てられて、心機一転たくましく生きて行くようになってからは、ソラを素直に応援したくなりましたし、物語にぐいぐい引き込まれて行きました。恐らく物語序盤のソラのキャラは嫌悪感を感じる方も多いと思いますが、そこで挫折せずに、少しだけ我慢して視聴し続けてみてください (^^)
このドラマの魅力は何をさておいてもチョ・インソン君でしょう。識字障害のために常に誰かに助けてもらわなくては生きて行けない、そんな弱々しい雰囲気、そして思わず助けてあげたくなる (女性なら母性本能、男性なら保護本能をくすぐる) 雰囲気の出し方が素晴らしく、僕もすっかりソラの兄パダ (パク・サンミョンさん) の心境になって観ていました。「あんな健気で可愛げのある子なら、オジさん、いくらでも助けてあげちゃうよ」という心境です (^^)
以前、あるところで目にしたのですが、このドラマへのインソン君の起用には、ちょっとした裏話があるそうです。イ・ジャンス監督の前作「美しき日々」('01) に、実はインソン君も出演することになっていて撮影まで済んでいたそうなのです。役柄はミンチョルの妹ミンジ (シン・ミナさん) のボーイフレンド役です。ところが尺の問題で全てカットされてしまい、監督がずっとインソン君に対して「申し訳ない、いつかまた使いたい」と思っていたんだそうです。そしてこのドラマの見どころの 1つは、イ・ソジンさんの悪役ぶりです。このドラマの直後、「茶母 (チェオクの剣)」('03) で大ブレイクして今に至りますが、昔はこんな役もやっていたんだと感慨深いものがあります。ただ、悪役とは言っても気の小さい男で悪に徹しきれない「小者」、その割にとんでもなく「姑息」、と全くいいところのない情けない悪党です。そのせいで逆にちょっと同情というか「哀れみ」を感じたりしました (^^;;;
ところで、このドラマでの一番の悪役は誰が何と言おうとイェリン (ホン・ウニさん) でしょう。今まで数多くの韓国ドラマの悪女を見てきましたが、イェリンが最悪の悪女だと思います。「真実」('00) のシニ (パク・ソニョンさん)、「秘密」('00) のジウン (ハ・ジウォンさん)、「天国の階段」('03) のユリ (キム・テヒさん) も極悪でしたが、彼女たちには愛する男 (または母親) への気持ちに純粋さが残っていただけだいぶましです。それに比べると、イェリンは誰も愛していない上に、自分を心から愛してくれているパダの純粋な気持ちを自分の保身のために利用するという点で、悪どさに同情の余地がありません。ということで僕の中では韓ドラ悪女 No.1 は、このドラマの「イェリン」です (^^)v
「星を射る」はいつものイ・ジャンス監督らしさがあまり前面に出ていない作品ですが、それでも 1つだけ、「あぁ、やっぱりイ・ジャンス監督作品だ」と思わせるシーンが何度か出てきます。それはソラとソンテが街中を走るシーン! やはりイ・ジャンス監督作品は主人公が走らないと! (^^)v 他のイ・ジャンス監督作品で主人公が走り回るシーンを観ると「おい、またかいっ!」と突っ込みたくなりますが、この作品の場合は、ドヨンさんとインソン君のキャラクターイメージのせいか、あまり違和感がなくて、むしろ爽やかに見えました。不思議なもんです (^^)
僕自身は、ソラとソンテの年の差カップルのラブストーリー部分にはあまり興味はなく、ソンテとソラのサクセスストーリーとして楽しみましたが、どちらの見方でも充分に楽しめる作品だと思います。とにかくインソン君のファンならば必見のドラマですし、そうでない方もこのドラマを観ればきっとインソン君のファンになることでしょう。それくらいインソン君の魅力全開のドラマです (^^)v
「君に出会ってから」('02)
- レントラックジャパン
- 君に出会ってから BOX1
韓国版「渡る世間は鬼ばかり」といった雰囲気のホームドラマです。全48話と長いので、出演者のファンの方以外はなかなか手が伸びないかも知れませんが、僕は「渡る世間は鬼ばかり」よりは遥かに気持ちよく、また気軽に楽しめるドラマだと思いますので、機会があれば、是非是非ご覧頂きたいお勧めのドラマです。
韓国では週末に約半年間放送された「連続ドラマ」(全20話程度のドラマは、韓国では「ミニシリーズ」と呼ばれる) なので、とにかく登場人物が多いのですが、簡単に言ってしまうと、女手一つで男の子と女の子の双子を育てたナムドクおばさん (キム・ヘジャさん) とその弟たちの家族を描いた明るいホームドラマです。
ストーリーは 2つの恋物語から始まります。1つは、ナムドクのすぐ下の弟・長男ナモクの長男ギウォン (リュ・シウォン君) と、ふとしたことからナムドクの家に居候することになった朝鮮族の女性オクファ (チェ・ジンシルさん) とのドタバタ恋愛喜劇。もう 1つは、大財閥の御曹司ミンソク (イ・ソジンさん) を巡る、ナムドクの娘 (双子の 1人) ミジン (パク・チニさん) とギウォンの妹ヘウォン (パク・イェジンさん) の三角関係を描いたちょっぴり切ない恋物語。そして他にも、意外な人たちの恋物語も描かれ、文字通り「君に出会ってから」大きく変わって行く家族の物語です。
このドラマの最大の見どころ。それはリュ・シウォン君演じるギウォンの「だめだめマザコンおぼっちゃま」ぶりでしょう (^^)v いつも絵に描いたような「王子様」的優等生役ばかりだったシウォン君の救いようのないダメ男ぶりや、でも憎めないお茶目なキャラクターはかなり新鮮ですし、意外なほどぴったりなんです。演技しているとは思えないくらい自然なので、このドラマで初めてシウォン君を観た人はシウォン君そのものと思ってしまうのではないかと思います (^^;;; でもシウォン君の素は実はギウォンそのものなのではないかと僕は密かに信じていますけど (^^)v
他のドラマでは決して見られない、シウォン君のコミカルな表情や動きは、「あのリュ・シウォンがよくここまでやった!」と思わせるくらいのはじけっぷり! (^O^) また甘えん坊のおぼっちゃま君ぶりは「血統証付き大型犬の子犬」といった雰囲気で、同性である僕から見ても、かなぁ~り「かわゆい♪」 ← 僕は犬好きなんで (^^;;;
当時のシウォン君は「美しき日々」('01) のころほどではないですが、ほどよくコロコロ太っていたので、本当に「大型犬の子犬」に見えるんです (^^) それに他のドラマと違って表情も目がぱっちりしていて、しかも黒目がちなんで一段と「ワンコ度」が高い (^^)v 犬好きにはたまらんです ← おいおい (^^;;;
そんなダメダメ君のギウォンが年上のしっかり者のオクファと出会い、恋をし、そして少しずつ成長して行く様をドタバタコメディとして描いていて、かなり面白おかしかったです (^^)v
まだこのドラマをご覧になっていない方には、シウォン君のはじけた「おばかぶり」を是非ご堪能いただきたいですし、僕はシウォン君にはまたこういった「ダメダメおぼっちゃま君」の役をやってもらいたいです (^^)
そしてもう一つの見どころ。それはイ・ソジンさんの御曹司ぶり。実際にも銀行系財閥の御曹司であるイ・ソジンさんが本人そのものと思わせる役を演じている姿は (当然のことながら) かなりハマっています。あの穏やかな落ち着きぶりと物腰の上品さは、なかなか演技で出せるものではないですね。そしてそんな穏やかで上品な御曹司ミンソクがミジンとの「身分違いの恋」に熱く激しくなっていく様は王道のラブストーリーといった雰囲気で、これも見どころだと思います。
ちょっと観てみたくなったでしょ? (^^)
僕はこのドラマのその後も観てみたいんですよ♪ 続編作ってくれないかなぁ。
全48話と、確かに長いことは長いのですが、実際に観終わった印象としては、「えっ? もう終わり?」というくらい、さらっと観られてしまうんです。 レンタルでも出ているようですので、機会があれば是非♪
「天国の階段」('03)
クォン・サンウ君とチェ・ジウさん主演、イ・ジャンス監督の正統派「韓国メロドラマ」の大ヒット作です。実はこのドラマ、僕にとっては非常に評価が難しい作品なんです (^^;;; 好きか嫌いかと聞かれれば、好きな方に入るのですが、ドラマそのものの出来は? と聞かれると「う~む…」としか言いようがないんです (^^;;; 良くも悪くもイ・ジャンス監督らしい「けれん味」たっぷりのドラマで、リアリティは完全無視で突っ込みどころ満載、登場人物の言動は理解不能、とにかく勢いだけでつっぱしってしまう強引なストーリー展開は、ある意味すがすがしい (^^;;;
そんな作品を何故僕が好きかと言うと、「2点だけ」とても好きなところがあるんです。
(1) 音楽の良さ
日本で放送されたバージョンは音楽が差し替えられていましたが、それでも音楽の使い方はかなり良かったと思います。音楽の良さで強引に視聴者を泣かせてしまう演出は、反則ではありますが、エンタテイメントとしては素晴らしいと思います。そして何よりも主題歌「ボゴシプタ」の良さです。この曲は元々このドラマのために作られた曲ではなくて、このドラマの 1年前に韓国でヒットした曲で、その曲調と歌詞が「天国の階段」にピッタリという理由で主題歌として採用されたそうです。とにかく「ここぞ!」というシーンでは必ずかかり、「くどい」とは思いつつも、何度も観ているうちに、この曲のイントロがかかるだけで条件反射的に涙腺が刺激されて号泣という、作り手側の思惑にまんまとハマってしまっていました (^^;;; 何だかんだ言っても、この曲と、その使い方は抜群に良かったと思います。
(2) クォン・サンウ君の涙の演技
サンウ君が演じる主人公の御曹司ソンジュは、はっきり言って「ヘンタイ」です (^^;;; 言動が無茶苦茶で「頭おかしいんじゃないの?」と言いたくなるシーンが満載 (^^;;; でも何がいいかって、静かにさめざめと涙を流すシーンがいいんですよ。特に主題歌「ボゴシプタ」との連携が素晴らしく、サンウ君のアップをずっと映しながら、目がだんだんと充血していき、目に涙が溢れ、最後には「ボゴシプタ」のサビに合わせて、流れ落ちる、といったシーンが多いんですが、この涙の演技は初めて観たときうなりましたね。ソンジュの「ヘンタイぶり」もこの演技でかき消されます (^^;;;
このドラマでサンウ君は日本ですっかり有名になりましたが、サンウ君にはこういうメロドラマよりも、本当はラブコメディの方がずっと似合っていると思うんです。涙の演技は確かに上手いですが、彼の魅力はそれだけでなく、やんちゃな感じ、ひょうきんな感じといった「明るさ」も魅力だと思うんですね。なので、韓国ラブコメディの王道である「笑って笑って、そしてラスト近くでほろっと泣かせて、でも爽やかに終わる」という内容の方がサンウ君の陰と陽の対照的な魅力を活かすことができると思っています。
ということでこの夏日本で公開の「青春漫画」に期待しています (^^)v
「パリの恋人」('04)
'04年夏、韓国で最高視聴率 57.4%を獲得し、社会現象まで起こした超人気ドラマです。御曹司と貧しい庶民の女性のラブコメディという、絵に描いたようなシンデレラストーリーでありながら、御曹司役ギジュ役のパク・シニャンさんとヒロイン・テヨン役のキム・ジョンウンさんの魅力が存分に活かされ大成功したドラマです。また「出生の秘密」「交通事故」「記憶喪失」「横恋慕する意地悪なお嬢様」といった「韓国ドラマ」王道の要素も盛り込みつつ、軽快なストーリー展開で最後まで飽きさせない内容でした。
実はこのドラマ、僕にとってはちょっと不思議なドラマなんです。とても好きなドラマで韓国ドラマに興味のない人にも勧めたいくらいなのに、何故かどの登場人物にも共感や感情移入できなかったんです。いつもなら登場人物の誰にも感情移入できないドラマや映画は好きになれないはずなんですが、何故か「パリの恋人」だけは純粋に物語として楽しめたんです。
ギジュに対しては特に好きでも嫌いでもありませんでしたが、正直に言うと、ヒロイン・テヨンのキャラクターが苦手だったんです。あまりにもがさつ過ぎて。なので最初の 1, 2話を観ている時は「うわっ、こりゃだめだ… 最後まで観られるだろうか…」というくらいだったんです。(中盤以降は、だいぶその嫌悪感は薄れましたが…) それにイ・ドンゴンさん扮するスヒョクに至っては (生い立ちに同情するところはありましたが) あのキザで強引な感じが生理的に全く受け付けなかったんです。基本的に「キザな男」はダメなんですが、スヒョクの場合は「キザ」に加えて、「強引」というか「何様のつもり?モード」なので、同じ男としては見るに耐えないものがありました (^^;;; もう少し、母親との葛藤部分をしっかり描いてくれれば、逆に僕の「ツボ」にはまったんですけどねぇ… イ・ドンゴンさん自体は特に嫌いではないので。(でも何故か彼は、こういう僕の苦手な役をやることが多いんですよねぇ…)
とにかく、メインの登場人物 3人のうち、2人に対して「良い感覚」を持っていなかったにもかかわらず、物語としての面白さで結局最後までかなり楽しめたんです。これは僕にとって初めての経験 (^^)v
このドラマに対しては、最終回のラスト直前までは傑作だったのにラストで一気にシラケた、という意見をよく聞きます。確かにあの終わり方は賛否両論出るだろうなと思います。もっと素直な終わり方をして、視聴者に夢を与えても良かったかも知れません。でも僕はあのエンディングは好きなんですねぇ。元々こういう終わり方の物語が好きというのもありますが、僕にとってはとても余韻があって、その後を想像する楽しみがありました。
とにかく観て損はないドラマだと思います。特に韓国ドラマ未経験の方にお勧めしたい作品です。
「純粋」('98)
リュ・シウォン君が '98年に主演したドラマです。相手役は、当時デビュー間もなかったミョン・セビンさんで、ドラマ初出演だったそうです。また、ユン・ソクホ監督の大ヒットドラマであり、後にユン・ソクホ監督自らの手で「秋の童話」や「冬のソナタ」としてリメイクに近い形で再映像化されたドラマです。確かにこのドラマを観れば、登場人物の設定や細かいエピソードなどが「秋の童話」や「冬のソナタ」にほとんどそのまま使われていることが分かります。そんなこともあり、日本の韓国ドラマファンの間では、ストーリーに新鮮さがないということで評価がイマイチ。本当は「純粋」の方がオリジナルなんですが、「純粋」はストーリー展開が極めて遅いのと、映像の美しさという点で四季シリーズに劣っているために、「今の」韓国ドラマファンにはただ単に古めかしいと思われてしまうのは仕方ないかも知れません。
ただ僕は「秋の童話」や「冬のソナタ」より「純粋」の方が遥かに好きです。このドラマには「あり得ない交通事故、記憶喪失、難病」などの要素は全くなく、比較的現実的なストーリーで、しかも主人公 2人の性格がとても地味で控えめ。今まで観た韓国ドラマの中でも、ここまで地味で大人しい主人公たちというのは他にないのではないかというくらい。でも日本人にとってはむしろこちらの方がリアルで共感しやすいと思うんですね。そして僕は、こんな大人しい主人公たちが韓国で受け入れられたということに若干の驚きがありました。韓国ドラマの観過ぎで、韓国人というのは皆あぁいう激しい性格の人たちばかりだと思い込んでいたんです (^^;;;
シウォン君演じるジヌは、ちょっとぼぉ~っとはしていますが、もの静かで心優しい青年。セビンさん演じるヘジンは不幸の陰を背負いつつも、ジヌと同じようにもの静かな女性。そんな大人しい 2人を取り囲む心優しい友人たち。自然と惹かれ合い、ゆっくりとじっくりと愛を育んでいたジヌとヘジンの間には本人たちの知らない秘密があった… という、言ってしまえばありきたりなストーリーなのですが、ジヌを演じるシウォン君の演技が素晴らしく、というよりも演技をしているとは全く見えないくらいに、繊細な青年役を自然に演じていて、彼の得意とする「優しい青年役」の集大成とも言えるのではないかと思います。ただ、物語としては、全ての秘密が明らかになった後のジヌとヘジンの行動があまりにももどかしくてイライラすることが多かったことは確かですね。特にジヌに対しては「もっとしゃきっとせんかいっ!」と言いたくなりました (^^;;;
四季シリーズに比べて映像の美しさが劣るとは言いましたが、そこはさすがにユン・ソクホ監督作品。それなりに印象的な映像はいくつもあります。代表的なところとしては、ジヌと友人たちが毎朝ジョギングをするシーン。草木の緑が鮮やかで美しい。またジヌとヘジンが秘密を知って、恋人としての最後のデートを楽しむ切ないシーンでは海の景色が本当に美しかった。
ということで、現在の日本での一般的な評価はイマイチですが、韓国で '98年に放送された当時は、地味な内容にも関わらず、裏番組を圧倒しての大ヒット。これが後の「四季シリーズ」に繋がった訳ですね。
またシウォン君とセビンさんのコンビが大変な人気を集めたために、「純粋」の放送後、1ヶ月もしないうちに 再び同じ KBS のドラマ「折鶴」で共演することになったのだそうです。これは、同じ相手役との共演回数が (日本と比べて) 比較的多い韓国ドラマ界でも極めて異例のこと。それだけ人気があったということですね。また、当時はドラマだけでなく、CM でも共演していたようです。確かにシウォン君とセビンさんは雰囲気が似ていて、本当に「お似合い」ですよね。この 2人の最高にお似合いの雰囲気を味わうだけでも、このドラマは観る価値があるのではないかと思います。
実はヘジン役は当初、チェ・ジウさんの予定だったのだそうです。ところが、結局は「よりフレッシュなキャスティングに」ということで新人のミョン・セビンさんが抜擢されたそうです。もしチェ・ジウさんになっていたら、全然イメージが違っていたでしょうね。もちろんシウォン君とジウさんのコンビも共演回数が多いだけあって悪くはないですが…因みにシウォン君がこのドラマに出演するにあたっての有名なエピソードがあります。このドラマのオファーがあったとき、実はある映画への出演がほぼ決まっていて、契約書にサインする直前だったそうです。ところが恩師のユン・ソクホ監督のたっての希望ということで、映画の方を断ったのだそうです。その映画は、シム・ウナさん主演の「美術館の隣の動物園」。自分のキャリアよりも恩師への義理を大事にするのはシウォン君らしいとも言えますが、彼の俳優としてキャリアを考えると、「純粋」よりは「美術館の隣の動物園」を選んだ方が良かったと思います。結局その後、今に至るまで映画出演の夢は叶えられていませんからね…
でも、もし「純粋」にシウォン君が出演していなかったら、ここまでヒットすることはなかったでしょうし、後の四季シリーズにも繋がらなかったと思います。とにかくユン・ソクホ監督は、シウォン君ありきで「純粋」というドラマを企画したようですし、後年、四季シリーズを作るにあたり、「秋の童話」のテソク役 (当初、ウォンビンさんはジュンソ役だったそうです) や「冬のソナタ」のチュンサン役など、メインキャストに当初シウォン君を想定していたことも、この「純粋」を観れば納得できます。ユン・ソクホ監督作品の雰囲気とシウォン君の雰囲気はとても合っているんですね。できればまたユン・ソクホ監督の作品でシウォン君の演技を観てみたいです。
ところでこのドラマは音楽も印象的です。ラジオ局が舞台になっていることもあり、ドラマ内のラジオ番組で様々な名曲がかかり、これがドラマを盛り上げるのに一役買っています。またオリジナルの曲も素晴らしい。特にキム・ボムスさんによる主題歌「純粋」は爽やかで明るい曲ながらどこか切なく胸が「きゅん」とします (^^) それから「12月の熱帯夜」('04) で有名なオム・ジョンファさんとシウォン君のデュエットもなかなかです (^^)v

- TVサントラ, キム・ボムス, リュ・シウォン, オム・ジョンファ, キム・テヒョン
- 純粋 オリジナル・サウンドトラック(DVD付)
またこのドラマはノベライズもなかなかの出来です。感想を書いてみたのでご参考までに。

- 上原 尚子, ホン ヨンヒ, チェ ホヨン
- 純粋〈上〉

- 上原 尚子, ホン ヨンヒ, チェ ホヨン
- 純粋〈下〉
「新貴公子」('00)

- ポニーキャニオン
- 新貴公子 DVD-BOX
キム・スンウさんとチェ・ジウさん共演のラブコメディです。大金持ちの世間知らずのお嬢様と貧しい庶民の男の身分違いのラブストーリーという昔からさんざん使い古されたネタであり、しかも実際のストーリーにもこれといったひねりもなにもないので、そこに古めかしさや物足りなさを感じる人もいるようです。でも僕はストレートに安心して観られるところが逆に良かったと思いますし、キム・スンウさんとチェ・ジウさんの魅力で充分に楽しませてもらいました。また「韓国ラブコメ」の定石通りの「笑いの中に涙あり」の展開にも、すっかり作り手側の思うツボにハマって、泣き所では思う存分に泣かせていただきました (^^;;; とにかく僕の大好きな作品の 1つです (^^)v
このドラマ、何が良かったかと言えば、まずチェ・ジウさんには珍しいお嬢様役でしょう。いつも貧しい中でも健気に生きているしっかりもののお嬢さん役が多いですが、実際のチェ・ジウさんはかなり「天然ボケ」系らしく、そんな彼女の素の魅力が活かされていたように思います。もともと背が高くスタイルのいい彼女にはこういったお嬢様役の方が似合うような気がしました。
そして何よりも「庶民の男ヨンナム」を演じるキム・スンウさんの魅力に尽きるのではないでしょうか? 僕が勝手に「韓国ラブコメの帝王」と命名しているキム・スンウさんの持ち味が存分に活かされていて、しかも貧しい庶民の男でありながら、きちっとドレスアップするとサマになるという二重性は、なかなか普通の役者さんには出せない雰囲気だと思います。そしてにじみ出てくる温かくて優しい雰囲気。
一番のお気に入りは、第13話で、勢いで駆け落ちしてしまったスジン (チェ・ジウさん) を思って決意した別れのシーンです。「寒い時 どうすればいいか 覚えてる?」のヨンナムのセリフから始まる一連のシーンは、絶妙のタイミングで流れる音楽もバッチリでしたが、何よりもキム・スンウさんの演技が光っていました。頑張って優しい笑顔を作りながらも目は涙でいっぱい。スジンが心配でたまらないという気持ちが全身から溢れ出ていました。このシーンは今思い出しても泣けます (ToT) 結末が分かり切っているストーリーなのにこんなに切なく泣けるなんてと自分にビックリ (^^;;;
そして最終回、もう会えないと思ったスジンが目の前に表れた瞬間のヨンナムの表情の変化が凄いんです。落胆した表情から、一瞬にして目に涙を浮かべた笑顔に! この間、カメラはずっとキム・スンウさんの顔を映していて、途中でカメラの切替はありません。本当に一瞬にして目が涙で潤むんです。この涙の演技には、かなりうなりました。
とにかくこのドラマは、ストーリーそのものを楽しむというよりは、キム・スンウさんとチェ・ジウさんの魅力を堪能するというつもりで気楽に楽しむのが良い作品だと思います。それにしてもキム・スンウさんは本当に上手いっ!
因みに第1話でスジンのお見合い相手として、アン・ジェウクさんとチョン・ジュノさんがゲスト出演されていたことに皆さん、お気付きになられましたか? (^^)
「その陽射が私に…」('02)
- エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- その陽射が私に…
リュ・シウォン君が '02年の初頭に主演したドラマです。それまで学生役や業界人役 (つまり私服姿がメインの役) が多かったシウォン君が弁護士という「スーツを着た大人」役を (ほとんど) 初めて演じています。まぁ、スーツとは言っても、シャツもネクタイもエラく派手でしたが (^^;;; そして相手役として、「イブのすべて」の悪女ヨンミ役で有名なキム・ソヨンさんが、イメージを一新して爽やかで明るく前向きに健気に生きる女の子ヨヌ役を好演しています。
このドラマは僕が韓国ドラマにはまり始めて間もない頃 ('05初頭) に観たドラマですが、今時の日本ではありえない「超」がつくほどの「メロメロ」な「メロドラマ」なところや音楽の良さに惹かれたドラマです。「出生の秘密」「腹違いの姉妹」「ドロドロの三角関係」「執拗ないじめ」など、韓国ドラマのエッセンスが満載で、韓国ドラマに見慣れた今観ると、「お腹いっぱいで、もう結構!」と感じるのかも知れませんが、当時は熱心に観ていました。
「その陽射が私に…」は昨年いろいろな地方で放送されたので、既にご覧になった方も多いと思いますが、オリジナル (にほぼ近い形) をご覧になった方は少ないのではないかと思います。テレビ放送されたものはかなりカットが多く、またテレビ局によっては最終回の途中で終わらせてしまって、結末が全く違うように観えてしまうというトンでもないカットをした局もあったようです。また発売・レンタルされている DVD も著作権の問題でカットされたり、BGM が差し替えられているシーンがあります。代表的なところでは、第1話でヨヌがのど自慢大会で歌うシーンや第2話でドンソク (シウォン君) が先輩の店のバンドでドラムをたたくシーンやそのバンドをバックにヨヌが歌うシーンなどがまるごとカットされています。物語の大筋には関係ないのですが、ここで使われている曲が、第8話でセリフに出てくるので、やはりカットは残念です。またもっと残念なのは BGM、特にドンソクの先輩の店のシーンで店内にかかっている曲がほとんど差し替えられていることです。特に第8話の先輩の店でドンソクとヨヌが切なく見つめ合うシーンに、第2話でカットされたヨヌがドンソクのドラムをバックに歌った歌のオリジナルが店内にかかり、思いっきりムードを盛り上げているのですが、それがまったくイメージの違う「すっとこどっこい」な曲がかかり、
ムードぶちこわし!
何とかならなかったんですかねぇ… 僕はネット配信で最初にオリジナルを観ていて、このシーンではかなり泣いたのに、後で DVD で観て愕然としました (@_@)
もし可能であれば、できるだけオリジナルを観ていただきたいです。BGM の違いだけで、受ける印象というのがいかに変わってしまうのかがよく分かります。
ドラマそのものに対する評価ですが、韓国ドラマファン、特に女性の間ではあまり評価は高くないようです。評価が低いのはストーリーそのものに対してというのもありますが、それ以上にシウォン君演じるドンソクが女性視聴者から相当に反感を買ったみたいです。前半は、ヒロインを優しく見守り、ヒロインの窮地にはいつも颯爽と現れて助けてくれる、まさに「白馬に乗った王子様」だったドンソクが、中盤以降ヨヌへの愛を自覚するようになってからは、婚約者とヨヌの 2人の女性に対して「優しすぎて優柔不断」な態度を取るようになってしまい、結果的にその曖昧な態度が女 2人を不幸のどん底に追い込んでしまうという展開に、女性視聴者の反感がドラマ上の悪役ではなく、ドンソクに集中してしまったようです。これは当然と言えば当然かも知れません。男の僕から見てもドンソクがもっと自分の気持ちに素直になって、さっさと婚約者と別れてヨヌを守ってやっていれば、ここまで不幸にはならなかったと思いますから。それに悪役たちは、言動はトンでもなくヒドいんですが、心情的には同情できるところが多かったので、余計に「ドンソクが一番悪い」となってしまったのでしょう。韓国ドラマ好きの女性たちは、「韓ドラ男」に「(完璧な) 白馬に乗った王子様」を求める傾向がありますからね。
でも同じ男として、ドンソクの「優柔不断さ」は理解できるんです。これまでさんざん世話になって来た婚約者を切れない気持ち。元々愛していた訳ではなかったとは言え、優し過ぎるドンソクには一途に自分を愛してくれる婚約者を一方的に捨てるなんてことは、簡単にできるものではないと思うんですね。こういった「優しすぎて優柔不断」という役はシウォン君、上手いですねぇ。本当にそういう人に見えちゃいますから (^^;;;
結局のところ、このドラマを好きになれるか否かは、すべてドンソクに同情できるか否かで分かれてくるのだと思います。シウォン君ファンの女性には結構、ドンソクは人気があるみたいですけどね。
こういった「メロメロのメロドラマ」も僕は面白かったのですが、それよりも何よりも僕にとってこのドラマで最もはまったのは、チョン・ジュペさんによる挿入歌「どうしてなの?」です。主題歌も同じチョン・ジュペさんですが、こちらが明るく爽やかでまさにヨヌのイメージそのものの曲なのに対して、「どうしてなの?」はヨヌの切ない女心を歌った曲で、中盤以降は、「ここぞ!」というシーンで必ずかかるんですね。とにかくこの曲が僕のツボにばっちりはまってしまって、何てこともないシーンでも、この曲がかかるたびに「号泣」していましたから (^^;;;
- TVサントラ, チョン・ジュベ, リュ・シウォン
- その陽射しが私に・・・オリジナルサウンドトラック(CCCD)
最終回はバタバタと話をまとめてしまって、「あれっ? もうおしまい?」みたいな感じで、ドラマの内容自体には若干の不満がありますが、韓国ドラマとしては比較的後味もよく、僕は結構好きなドラマです。
- 佐野 晶, キム イニョン
- その陽射が私に…〈上〉
- 佐野 晶, キム イニョン
- その陽射が私に…〈下〉
「ローズマリー」('03)
- ビデオメーカー
- ローズマリーDVD-BOX 1
キム・スンウさんの温かくて明るい雰囲気が好きで、出演しているドラマや映画は、(さほど数は多くありませんが) 何本か観ています。特に彼のラブコメディが好きなのですが、今回は敢えてラブコメディではなく、シリアスなドラマ「ローズマリー」(2003年 KBS) を紹介します。
このドラマは多くの地上波ローカル局で放送されたので、視聴済みの方も多いと思います。また、ある幸せな家族の専業主婦が突然ガンを宣告されることから始まるドラマで、その身近でリアルなストーリーから、ヒロインと同じ主婦を中心に高い評価を得ているドラマです。
いわゆる「難病もの」ではあるのですが、「泣かせよう」とか「感動させよう」という大仰なセリフや演出、演技は全くなく、淡々と主人公の家族とその周りの人々の生活を追って行く作りになっているのが、逆に感動を呼ぶ、そんなドラマです。
主人公ジョンヨン (ユ・ホジョンさん) が残される家族を想って取る様々な言動に、若干「?」と感じることもありましたが、それはむしろ「では、あなたならどうしますか?」という問いかけでもあったように思われます。
また、並行して描かれる夫ヨンド (キム・スンウさん) の部下ギョンス (ペ・ドゥナさん) のエピソードも心にしみました。幼い頃からアル中の父親に暴力を受けて来たために、家族の温かさを知らず、男性に対しても強い不信感を抱いているギョンスが、妻と子供を心から愛するヨンドの姿を見て心が揺さぶられる様子が丁寧に描かれ、特にギョンスが初めて「家族の温かさ」を知るエピソードは今思い出しても涙が出ます。
更にギョンスの幼なじみの「チャラ男」でありながら、実は一途にギョンスを愛するジュノ (ヨン・ジョンフンさん) の優しさも印象的でした。
重いテーマを扱ったドラマですが、前向きに生きて行こうと思わせる明るく爽やかな終わり方に救いがあったことがとても良かったと思います。夫婦愛、家族愛そして人の優しさを改めて深く感じさせるドラマでした。
実は今でも主題歌がかかると条件反射的に涙が出ます (^^;;; 曲調はとても爽やかなのですが、歌詞があまりにドラマの内容にぴったりなので (ToT)
リュ・シウォンの街 (?) 訪問記
今日は午後から仕事の打ち合わせで赤阪に。以前から付き合いのある会社での打ち合わせなのですが、オフィスを移転してから初めての訪問だったので、事前に地図を確認していたところ、あることに気が付いたのです。その場所はリュ・シウォン君のお店 KPR (Korean Prince Ryusiwon) の目と鼻の先なんです!!
実は 1年ほど前、ちょっとした用事があって、この近所を歩いていたときに道路の反対側にある KPR をたまたま見付けたんです。そのときの印象は
「あれがシウォン君のお店かぁ。それにしても派手だなぁ」
でした (^^;;;
六本木とは言ってもこの界隈は地味な街で、都心ならどこにでもあるような風景。そんな中に小さいビルとは言え、白地にオレンジ、窓にはシウォン君の巨大ポスターというのはかなり浮いています (^^;;;
とにかくそのときには用事があったので、道路の反対側から眺めただけで通り過ぎてしまいましたが、機会があったら「話の種」に一度は行ってみようと思っていたのです。
今日の打ち合わせは 1時間程度で終わるし、その後に用事がある訳でもないので、打ち合わせが終わったら、寄ってみようと、ちょっと意気込んで家を出ました。
昼飯を食べる必要もあったので打ち合わせの時間の 1時間前に赤坂に到着。目的の会社の近所を、昼飯を食べる場所を探してブラブラ歩いていると、目の前に KPR の看板が! やはり浮いています (^^;;; ちょっと立ち止まって店内を覗いてみると、おしゃれに着飾ったマダムたちが楽しそうに買い物中♪ しかし今は昼飯を食べる場所を探すことが目的なので、さっさと歩き始めると、数歩歩いたところで右脇にのびる細道が。そしてそこには 2軒の韓国料理屋が並んでいたのです。
コムタンが来るのを待つ間、店内を見渡してみると、白地にオレンジの文字で「Ryu Siwon」と書かれた袋を持ったマダムたちを発見。KPR での買い物の帰りのようです。KPR で買い物をするともらえるというシウォン君の生写真をそれはそれは幸せそうに見つめながら会話を楽しむマダムたちの様子が、なんだか微笑ましく思えました。まさに「乙女」って感じ。因に、まさに「マダム」といった感じの上品な女性たちでした。
そうこうしているうちにコムタン登場。まずはスプーンで一口。
? …味が… しない?!
気を取り直してもう 1口。
やっぱり味がないっ!
これは一体どういうこっちゃ、と思いながらも、周りに並べられた多数の総菜を見て、これは総菜と一緒に食べるものだと理解。まずは陶器の器に入れられた白飯をコムタンに入れて混ぜ、後は箸で総菜を、そしてスプーンでコムタンに入れた白飯を食べるという動作を繰り返しました。食べて行くうちに何となく納得。総菜が濃いめの味付けなので、これはこれでバランスが合っているんです。最初の印象に比べると最後はかなりおいしく頂けました。夏のスタミナ料理だそうですので、何だか精がついた気分です♪
KPR の前にやってきて改めて店の外観を眺めると「間口の狭い店だなぁ」とか「街の風景から浮いているなぁ」と感じつつも、こぎれいなので印象は悪くありません。店内をちらっと覗くとお客さんはいない様子。女性店員さん一人が何か書類に書き込んでいます。これなら人目を気にせず入れそう、と足を一歩踏み出した、その時です。
大勢のシウォン君がこっちを見てるっ! (汗)
厳密に言うと「こっち」を見ている訳ではないのですが (苦笑)、店内は無数のシウォン君の写真 (と写真がついている賞品) が並べられ、「360度全方位リュ・シウォン」状態な訳です。シウォン君の店なんだから当然なのですが、とにかく猛烈に恥ずかしくなっちゃったんです。だって誰か (この場合はシウォン君) に全ての方向から見られているような気分になるわけですよ。そりゃあ、恥ずかしくて落ち着かないでしょう! (^^;;;
「シウォン君ラブ♪」の女性ファンにとっては最高に幸せな空間でしょうけれど、そうでない、特に男性の場合は、とにかく恥ずかしいし、落ち着かないと思うんですよね。KPR の男性店員さんは慣れているから大丈夫でしょうけれど、最初のうちは落ち着かなかったんじゃないかなぁ。
というわけで結局、僕は店に一歩も入ることなく (扉にすら触れないまま)、家に帰ってしまいました (^^;;;
まぁ、僕はもう行きたいとは思わないと思いますけど (^^;;;
KPR のサイトへは↓からどうぞ

実は 1年ほど前、ちょっとした用事があって、この近所を歩いていたときに道路の反対側にある KPR をたまたま見付けたんです。そのときの印象は
「あれがシウォン君のお店かぁ。それにしても派手だなぁ」
でした (^^;;;
六本木とは言ってもこの界隈は地味な街で、都心ならどこにでもあるような風景。そんな中に小さいビルとは言え、白地にオレンジ、窓にはシウォン君の巨大ポスターというのはかなり浮いています (^^;;;
とにかくそのときには用事があったので、道路の反対側から眺めただけで通り過ぎてしまいましたが、機会があったら「話の種」に一度は行ってみようと思っていたのです。
今日の打ち合わせは 1時間程度で終わるし、その後に用事がある訳でもないので、打ち合わせが終わったら、寄ってみようと、ちょっと意気込んで家を出ました。
昼飯を食べる必要もあったので打ち合わせの時間の 1時間前に赤坂に到着。目的の会社の近所を、昼飯を食べる場所を探してブラブラ歩いていると、目の前に KPR の看板が! やはり浮いています (^^;;; ちょっと立ち止まって店内を覗いてみると、おしゃれに着飾ったマダムたちが楽しそうに買い物中♪ しかし今は昼飯を食べる場所を探すことが目的なので、さっさと歩き始めると、数歩歩いたところで右脇にのびる細道が。そしてそこには 2軒の韓国料理屋が並んでいたのです。
家に帰って調べてみたところ、これは新大久保の「韓国料理 大使館 」の系列店「大使館 六本木店」と「ソウル参鶏湯」でした。何故同じ系列の店が並んでいるのかは分かりません (^^;;;KPR に近いせいか 2軒ともシウォン君のポスターでいっぱい!! この一角だけ、あたかも「リュ・シウォンの街」といった趣です。その雰囲気に若干ひきつつも、韓国料理を食べたい気分だった僕は右側の店「大使館」に入りました。
店内には潤んだ瞳でこちらを見つめるシウォン君のポスターが… (^^;;;本当は冷麺を食べたかったのですが、ランチメニューにはない様子。しかしメニューには「コムタン」の文字が! そう言えば、シウォン君が出演していた「コムタン」というドラマを観て、コムタンを食べてみたいと思ったんだった、ということを思い出し、「コムタン初体験」となりました。
- エプコット
- コムタン
コムタンが来るのを待つ間、店内を見渡してみると、白地にオレンジの文字で「Ryu Siwon」と書かれた袋を持ったマダムたちを発見。KPR での買い物の帰りのようです。KPR で買い物をするともらえるというシウォン君の生写真をそれはそれは幸せそうに見つめながら会話を楽しむマダムたちの様子が、なんだか微笑ましく思えました。まさに「乙女」って感じ。因に、まさに「マダム」といった感じの上品な女性たちでした。
そうこうしているうちにコムタン登場。まずはスプーンで一口。
? …味が… しない?!
気を取り直してもう 1口。
やっぱり味がないっ!
これは一体どういうこっちゃ、と思いながらも、周りに並べられた多数の総菜を見て、これは総菜と一緒に食べるものだと理解。まずは陶器の器に入れられた白飯をコムタンに入れて混ぜ、後は箸で総菜を、そしてスプーンでコムタンに入れた白飯を食べるという動作を繰り返しました。食べて行くうちに何となく納得。総菜が濃いめの味付けなので、これはこれでバランスが合っているんです。最初の印象に比べると最後はかなりおいしく頂けました。夏のスタミナ料理だそうですので、何だか精がついた気分です♪
でも本当にこの食べ方で良かったのだろうか… (爆)食事が終わると、ちょうど打ち合わせの時間。そして予想通り打ち合わせは 1時間で終了したので、当初の予定通り KPR に行くことに。
KPR の前にやってきて改めて店の外観を眺めると「間口の狭い店だなぁ」とか「街の風景から浮いているなぁ」と感じつつも、こぎれいなので印象は悪くありません。店内をちらっと覗くとお客さんはいない様子。女性店員さん一人が何か書類に書き込んでいます。これなら人目を気にせず入れそう、と足を一歩踏み出した、その時です。
大勢のシウォン君がこっちを見てるっ! (汗)
厳密に言うと「こっち」を見ている訳ではないのですが (苦笑)、店内は無数のシウォン君の写真 (と写真がついている賞品) が並べられ、「360度全方位リュ・シウォン」状態な訳です。シウォン君の店なんだから当然なのですが、とにかく猛烈に恥ずかしくなっちゃったんです。だって誰か (この場合はシウォン君) に全ての方向から見られているような気分になるわけですよ。そりゃあ、恥ずかしくて落ち着かないでしょう! (^^;;;
「シウォン君ラブ♪」の女性ファンにとっては最高に幸せな空間でしょうけれど、そうでない、特に男性の場合は、とにかく恥ずかしいし、落ち着かないと思うんですよね。KPR の男性店員さんは慣れているから大丈夫でしょうけれど、最初のうちは落ち着かなかったんじゃないかなぁ。
というわけで結局、僕は店に一歩も入ることなく (扉にすら触れないまま)、家に帰ってしまいました (^^;;;
帰りの六本木一丁目駅に向かう歩道橋で親子連れを見ました。30代と思われるご夫婦にお子様たち。お母さんの手には KPR の袋が… 何だか微笑ましく感じました (^^)今回学習したことは、「KPR にどうしても行きたい男子は女性ファンを同伴すべし」ということです (^^)v
まぁ、僕はもう行きたいとは思わないと思いますけど (^^;;;
KPR のサイトへは↓からどうぞ

「ごめん、愛してる」('04)
- エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- ごめん、愛してる DVD-BOX 完全版
「バリでの出来事 」「茶母 (チェオクの剣) 」とともに「韓ドラ 3大廃人ドラマ」とされる傑作ドラマの 1つです。このドラマも熱狂的なファンが多いので、内容の詳細についてはネット上に多数存在するレビューサイトをご参照ください。また、本記事には若干のネタばれがありますので、未視聴の方はここから先は読まないでください。
このドラマには思いっきり泣かされました (ToT) 僕のツボにはまる「親子モノ」であるのが最大の理由ですが、とにかく主人公ムヒョク (ソ・ジソブさん) のあまりの哀れさに今思い出しても涙が出てきます… よくもまぁ、こんな悲しい話を思いつくものだと作家を恨んでみたりして (^^;;; 僕にとっては、今まで観て来た映画やドラマの中でも、こんなに悲しい物語はないのではないかと思います。(子供のときに観た「フランダースの犬」以来かも…。) 特に最終回は泣き過ぎて頭が痛くなるくらいでした (^^;;;
ただこれだけ泣かされていながら何故か「廃人」にはならなかったんですね。比較的「廃人」になり易い僕なのに (^^;;; そこで、ドラマを全て観終わってしばらく経った今、その理由を改めて考えてみました。
(1) 結末に衝撃がなかったこと
ムヒョクの死が避けられないことは分かり切っていましたし、ウンチェ (イム・スジョンさん) の行く末もある程度予想通りだったんです。このドラマの作家の作品は「死」で終わるものが多いということを知っていましたからね。
(2) ラブストーリー部分に惹かれなかったこと
ムヒョクとウンチェのラブストーリーは、物語の展開上、必須ではあったと思うのです。しかもウンチェのキャラクターが「天使 = 童女」のように「純粋」でなくてはいけないことも分かりますし、その役柄にイム・スジョンさんもばっちり合っていたと思います。ただ、ウンチェの心理描写が不足していた (表面的?) ために、彼女の言動がどうしても「唐突」なものに見えてしまうシーンが多かったんです。(「唐突」に見えるのは、そもそものウンチェの「思い込みの激しさ」や「気性の激しさ」のせいとも言えますが…。) そのためどうしてもウンチェに感情移入し切れず、結果としてムヒョクが彼女に惹かれる理由も (頭では理解できても) しっくりと心に響かなかったんです。なので、ムヒョクとウンチェの 2人だけのシーンでは妙に冷静にドラマを観ちゃっていました。そもそもウンチェのキャラクター (思い込みが激しすぎて、気性も激しい。しかも若干、白痴気味) が僕の生理に合わなかったというのもありますが…
(3) 母親をはじめとする周りの登場人物の心理描写が少なかったこと
ムヒョクの心理描写はかなり精緻で、また演じるソ・ジソブさんの卓越した演技力で、観ている僕はムヒョクにすっかり感情移入して、ムヒョクとともに泣きました。またムヒョクの姉や甥の描写もなかなか丁寧で、ムヒョクと姉、甥のシーンは、最後には観るだけで条件反射的に涙が出るくらいでした (^^;;; それに対して、肝心の母親については表面的な描写が多く、心の深いところについては視聴者が行間を読んで「補完」するしかないのです。しかし、補完するにしても、その糸口があまりにも少ないため、彼女の言動を理解することが結局最後までできなかったんです。これは痛いです… 他にもユンの心理描写も不足気味で、ユンの出生について本人が語るシーンでは、もっとユンに同情できても良かったはずなのに、そのシーンも完全にムヒョクに持って行かれてしまっていました。ただ、これらの「描写不足」は作り手側の力不足ではなくて、意図的なものではないかと僕は思っています。このドラマは終始一貫して完全に「ムヒョクの悲劇」であり、視聴者は完全にムヒョクの目線でドラマを観るべき。他の登場人物についてはあくまで「ムヒョクから見た人物」として描かれ、ムヒョクにとって分かりにくい人物は視聴者にとっても同じように分かりにくい。こういう意図でこのドラマが作られているように思うのです。良くも悪くも「ジソブの、ジソブによる、ジソブのためのドラマ」なのかも知れません。とにかく「役者ソ・ジソブ」を魅せるドラマでしたから。
いろいろと不満を書き連ねてみましたが、それもこれも結局はこのドラマの完成度がそれなりに高かったからです。ですので「もっと○○だったら僕のツボにはまって、文字通り『廃人』になれたのに」という「無い物ねだりのわがまま」を書いてみたのです。この作品については「絶賛」の声が圧倒的に多いので、それに対して「廃人」になれなかった僕がその理由を自分自身で文字にすることで理解したかったというのもあります。
とにかく観て損はないドラマです。もしカットされたバージョンしかご覧になっていない方は、機会があれば、是非ノーカット版をご覧ください。
またこのドラマは音楽も素晴らしいです。特に中島美嘉さんの「雪の華」の韓国語でのカバーが素晴らしく、「この曲は本当はこのドラマのために作られたのではないか」と錯覚してしまうくらい、ぴったり合っています。今ではイントロを聴くだけで条件反射で涙が… (ToT)
- TVサントラ, パク・ヒョシン, ジョン・ジェウク, J, バダ
- ごめん、愛してる オリジナル・サウンドトラック(DVD付)





