「暴落」('25)
2022年に韓国で起きた、50兆ウォン(約5兆円)が消えたとされる仮想通貨大暴落事件の実話をもとにした犯罪ドラマ映画です。主演はソン・ジェリムさん、共演はアン・ウヨンさん、ミン・ソンウクさん、ソ・ヒジョンさん、チャ・ジョンウォンさん他。
この事件のことはあまりよく知らなかったので、その「概要」を知ることができたのは良かったです。
が、映画、というよりも「物語」としては陳腐。
異常なまでの競争社会の中で人格を歪められた主人公をはじめ、登場人物のキャラクター造形にしろ、ストーリー展開にしてもあまりにも凡庸。どこかで見聞きしたような話ばかり。
あくまで実話から着想を得たフィクションと銘打っているので、どこまで実話通りなのかは分かりませんが、それにしても最初から最後までありきたりで、予想通りにしか展開しないので、「わざわざ映画にする必要なんてあったのか?」としか思えないのです。
それでも、敢えてこういう内容で映画化したってことは、これまで何度も指摘されながら全く改善されない韓国社会の歪みを今一度訴えたいってことなのかもしれませんけどね。
とにかく、純粋に1本の映画としては本当に退屈でした。