「囚われ人」('25) | Marc のぷーたろー日記

「囚われ人」('25)

 

17世紀初頭に出版されたスペインの冒険小説「ドン・キホーテ」の著者ミゲル・デ・セルバンテスの若かりし日々を、独自の解釈を加えて描いた歴史ドラマ映画です。主演はフリオ・ペーニャ・フェルナンデス、共演はアレッサンドロ・ボルギ、ミゲル・レジャン、フェルナンド・テヘロ他。

 

Wikipedia「ミゲル・デ・セルバンテス」

 

ミゲル・デ・セルバンテスの生涯については謎な部分が多いようで、そのあたりを、想像の翼を広げて独自の解釈で映像化した作品としてはなかなかに「興味深い」ものがあります。

 

歴史考証の観点からするとおかしなところもありますが、一種のファンタジーと割り切れば、それなりに面白いです。

 

ただ、主人公と「王」との関係の描き方が、「ありえない」とまでは言わないまでも、「物語のために動かされてる」感じが強く、あまりしっくり来なかったのは本当に残念。現代とは違って、主人公にはかなりの葛藤があるはずなのに、そこにはさほど深く踏み込んでいないのが気になって仕方ありませんでした。

 

アイデアは面白いし、映像も美しく、観るべきところはあっただけに、もうちょっと丁寧に描いてくれれば、文句なしに「素晴らしい!!」と言えたんですけどね…。