「イニシェリン島の精霊」('22) | Marc のぷーたろー日記

「イニシェリン島の精霊」('22)

 

1923年のアイルランド沖の孤島イニシェリン島を舞台に、長年の親友から突然絶交を言い渡されて困惑する男とその親友の確執と対立を描いたドラマ映画です。主演はコリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、共演はケリー・コンドン、バリー・キオガン、ゲイリー・ライドン他。

 

Wikipedia「イニシェリン島の精霊」

 

主人公2人の極端すぎる言動など、ブラックコメディであることは理解できますが、自分には観ていて、ただただ「しんどい」映画でした。

 

極端に狭い人間関係、プライバシーなどなく、閉塞感しかないコミュニティ。

 

一般的な物語であれば、そこに不満を感じている人物、この映画なら主人公の妹を主人公にすることが多いと思うのですが、敢えてそうしないのはちょっと新鮮。側から見れば「異様」に見えるコミュニティに属していることに違和感を抱かないどころか、むしろそこに居心地の良さを感じている人物を主人公にしているのは皮肉が効いています。確かにそういう人はいますし。

 

牧歌的な田舎を美化せず、その問題を鋭く指摘する物語は好きなのですが、それでも、この映画には自分が期待する「カタルシス」が全くないこともあり、最後まで「しんどい」映画でした…。