「トム・オブ・フィンランド」('17) | Marc のぷーたろー日記

「トム・オブ・フィンランド」('17)

 

ゲイカルチャーに革命を起こしたとされるフィンランドのエロティック・アーティスト、トム・オブ・フィンランド(本名:トウコ・ラークソネン)の半生を描いた伝記映画です。主演はペッカ・ストラング、共演はラウリ・ティルカネン、ジェシカ・グラボウスキー、タイスト・オクサネン、シェーマス・サージェント、ヤーコブ・オフテブロ他。

 

Wikipedia「トム・オブ・フィンランド (映画)」

 

マッチョな体に黒いレザーの上下、そして口髭というゲイのイメージを確立したとされるトム・オブ・フィンランド。その存在自体は知っていましたが、特に興味がなかったので、トム・オブ・フィンランドは単なる筆名でアメリカ人なんだろうなと思っていたほど (^^;;;

 

そんな人物の半生を知ることができたという意味では観て良かったと思っていますが、イマイチ、ピンと来ず…。

 

彼の作品が持つ「明るく大らかでユーモラス」な雰囲気を反映した作り自体は悪くないのですが、逆に深刻な問題も軽くなってしまったようで全体に薄味。

 

また、時間経過が曖昧で、背景となる時代の変化が分かりにくいのもイマイチ入り込めなかった理由。

 

決して悪い出来だとは思わないのですが、観終わった後に物足りなさしか残らない映画でした。