「ウインダリア」('86) | Marc のぷーたろー日記

「ウインダリア」('86)

 

異世界を舞台に、2つの大国の間で起きた戦争に巻き込まれた2組の若い男女の運命を描いたファンタジー映画です。声の出演は古谷徹さん、神田和佳さん、井上和彦さん、松井菜桜子さん、斉藤昌さん、若本紀昭さん、柴田秀勝さん、吉田理保子さん他。

 

Wikipedia「ウインダリア」

 

公開当時に観て、その後も何度か観ていますが、30数年ぶりに全編通しで観てみました。

 

今観ても、その作画レベルの高さには惚れ惚れするばかり。

 

作画監督も務めたいのまたむつみさんのキャラクターデザインはとにかく美麗だし、その魅力をあますところなく見せてくれる「いのまたむつみの映画」という感じ。

 

ただ、ストーリーは童話や民話を想定しているので仕方ない部分もあるものの、ツッコミどころ満載 (^^;;;

 

また、メインのキャラクターに限らず、ほぼ全ての登場人物がことごとく「思慮の足りない」キャラクターなのにはダウン

 

「雨月物語」の「浅茅が宿」をモチーフにしているのなら、村の若夫婦の話だけにして、王女と王子の「ロミオとジュリエット」風の悲恋物語はなくしてしまい、もっとファンタジー色を強めた方がよかったんじゃないかなと思ったり。戦争部分だけ妙にリアルなのもアンバランスで違和感。

 

とにかく、当時のトップレベルの作画を楽しめばOKの映画です。