「人形は指をさす」('21) | Marc のぷーたろー日記

「人形は指をさす」('21)

 

ダニエル・コールの同名ベストセラー小説を原作とし、6人の犠牲者が殺害されてバラバラにされ、1つの体に縫い合わされた「ぬいぐるみ(ragdoll)」のような死体が発見されたことを皮切りに起こる予告連続殺人事件を追う刑事たちを描いたサスペンスドラマシリーズ全6話です。主演はヘンリー・ロイド=ヒューズ、共演はタリッサ・テイシェイラ、ルーシー・ヘイル、マイケル・スマイリー、アリ・クック、ナターシャ・リトル、サマンサ・スパイロ、サム・トラウトン他。

 

イギリスの司法制度も警察組織も日本とは違うので単純に比較はできないのですが、それにしても現実味がなさすぎるよなぁ…。

 

いくら現役復帰したとは言え、まだ精神的に不安定な状態にある上、そもそも事件の当事者である主人公を捜査の一線に加えるというのがどう考えてもありえないでしょう。アメリカから来た若手女性刑事の指摘は当然で、それを当たり前のように無視するイギリスの警察は異常。ここからして「物語ありき」の不自然さで、そういったご都合主義な展開が延々と続くのでどうしてもシラけちゃう。

 

そういったテキトーなところを完全に無視すれば、それなりに楽しめるとは思うんですけどね…。