「赤毛」('69)

赤毛

幕末を舞台に、革命騒ぎに踊らされる1人の男の悲喜劇を描いた異色時代劇です。主演は三船敏郎さん、共演は岩下志麻さん、寺田農さん、高橋悦史さん、伊藤雄之助さん、乙羽信子さん、神山繁さん、田村高廣さん他。

→ Wikipedia「赤毛 (映画)」

「赤報隊」の悲劇をストレートに悲劇として描くのではなく、主人公を含めた様々な人々が「世の中の空気に踊らされる」喜劇としても描くことで、理不尽さを一段と鮮烈に切なく見せているのは

ただ、中盤までの喜劇的表現が、1960年代の映画としてはこういうものなんでしょうけど、かなり滑ってる感じがして、ドン引きしちゃったんですよね…。喜劇としての呼吸やリズムが少なくとも自分とはずれまくっていたのです。それがちょっと残念。

ところで、「ウルトラセブン」のソガ隊員役で知られる阿知波信介さんが村の「少年」役で出演していたのですが、既にソガ隊員役で充分に知名度があったはずの彼がこんなエキストラレベルの役を演じ、しかも既に20代後半だったにもかかわらず、少年役というのはかなりビックリ (^^;;;