「白鍵と黒鍵の間に」('23) | Marc のぷーたろー日記

「白鍵と黒鍵の間に」('23)

 

ジャズピアニストの南博さんが自身の若き修業時代を振り返った回想録を大胆に翻案し、昭和63年の年の瀬の夜の銀座を舞台に、ジャズに対するさまざまな想いが交錯する不思議な夢物語を描いたドラマ映画です。主演は池松壮亮さん、共演は仲里依紗さん、森田剛さん、松尾貴史さん、高橋和也さん、Crystal Kayさん、松丸契さん他。

 

Wikipedia「白鍵と黒鍵の間に」

 

主人公の現在と3年後を同じ時空間で描くというアイデアは「わかる」んですけど、結局は面白くも何ともない退屈なストーリーを誤魔化すための小手先のテクニックにしかなっていないんですよね…。観ていて、とても鼻持ちならない。

 

そして何より、昭和63年の年末の銀座を舞台にしていながら、当時を知る者の1人として全然リアリティを感じないのです。あくまで「想像上の銀座」という感じ。

 

ちょっと調べてみたら、監督の冨永昌敬さんは1975年生まれで愛媛出身とのこと。それじゃあ、当時の銀座の「空気」を知るわけないか…。