「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」('21) | Marc のぷーたろー日記

「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」('21)

 

ネコのイラストで知られる英国の画家ルイス・ウェインと彼の妻との階級を越えた恋やネコ画家としての成功を描いた伝記映画です。主演はベネディクト・カンバーバッチ、共演はクレア・フォイ、アンドレア・ライズブロー、トビー・ジョーンズ、シャロン・ルーニー、エイミー・ルー・ウッド他。

 

Wikipedia「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

 

切ない話だったなぁ…。

 

当時のイギリスでは、ある程度の身分の女性が外に出て働くことなど許されず、家族の男性に頼らざるをえなかったとは言え、母親も妹たちも完全にルイスに頼り切りで、元々社会性に乏しいルイスが彼女たちの「犠牲」になったことは確かなのですから。もちろん、その「不遇」が彼の創作のインスピレーションにつながった可能性も否定できないのが皮肉ですが…。

 

とにかく、ベネディクト・カンバーバッチはこういった「変人の天才」を演じさせると抜群にハマることを改めて見せつけられた映画でした。