「すずめの戸締まり」('22) | Marc のぷーたろー日記

「すずめの戸締まり」('22)

 

椅子に姿を変えられた「閉じ師」の青年とともに、災いの源である扉を閉める旅に出た少女の冒険を描いた、新海誠監督による長編アニメーション映画です。声の出演は原菜乃華さん、松村北斗さん、深津絵里さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、花瀬琴音さん、花澤香菜さん、神木隆之介さん、松本白鸚さん他。

 

Wikipedia「すずめの戸締まり」

 

新海誠監督作品は、どれも映像は美しいし、映画としての出来も悪くないんですが、自分の価値観や倫理観に照らし合わせると「どうしても受け入れられない」部分があったりして、観終わった後にもやもやしちゃうことがよくあります。

 

その点、「君の名は。 」('16) はそういった部分がほとんど気にならず、充分に満足できた唯一の作品でした。

 

そして本作。

 

「どうしても受け入れられない」部分はなきにしもあらずですが、そこはあまり気にならなかったのは良かったです。いつもながら映像は美しく、映画としての出来もいいです。娯楽映画として楽しめました。

 

が、何かが足りない…。

 

描きたいこと、訴えたいことはよくわかりますし、その意図も理解できるんですが…。

 

その「足りない」ものが何か、何故そう感じるのかを、まだ自分でうまく整理できておらず、言語化できないのがもどかしいです…。もうちょっと「咀嚼」が必要なようです。