「カリートの道」('93) | Marc のぷーたろー日記

「カリートの道」('93)

 

ニューヨーク州最高裁判所の元判事エドウィン・トレスの同名小説とその続編を原作とし、かつての暗黒街の大物が、30年の刑期を5年で終えて出所し、足を洗って新しい人生を歩もうとしていたものの、親友の弁護士に借りを返すため、再び抗争に巻き込まれていく姿を描いた、ブライアン・デ・パルマ監督による犯罪映画です。主演はアル・パチーノ、共演はショーン・ペン、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・レグイザモ、イングリッド・ロジャース、ルイス・ガスマン、ジェームズ・レブホーン、ヴィゴ・モーテンセン他。

 

Wikipedia「カリートの道」

 

デ・パルマ監督の作品らしいスリリングなサスペンス映画として充分に楽しめたのですが、主人公のキャラクターには微妙な違和感。

 

アル・パチーノが演じているおかげで何となく受け入れちゃうんですけど、たった5年前まで裏社会の大物だった人物にしてはあまりにお人好しすぎるし、いくら義理や人情、仁義といっても、そんな甘ちゃんで大物になれるわけないじゃんとか思ってしまうのです。ま、そんなことを言うのは「無粋」なんでしょうけど (^^)

 

そして、印象的だったのは主人公の従弟を演じていたのが若き日のジョン・オーティスだったこと。映画デビュー作だそうですが、出番は少ないものの、かなり印象的な役なので、相当な「大抜擢」だったんでしょうね。