「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」('22) | Marc のぷーたろー日記

「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」('22)

 

主人公が離婚した両親のどちらと暮らすかで分岐した並行世界で2つのラブストーリーが展開する乙野四方字さんの同名小説をアニメ映画化した2作品です。声の出演は宮沢氷魚さん、橋本愛さん、蒔田彩珠さん、田村睦心さん、浜田賢二さん、園崎未恵さん、西村知道さん、水野美紀さん、余貴美子さん、西岡徳馬さん他。

 

Wikipedia「僕が愛したすべての君へ/君を愛したひとりの僕へ」

 

どちらから観るかで印象が変わるとされる作品ですが、特に深く考えずに「僕愛」から観てみました。

 

結論から言えば、その選択で良かったかなと思っています。結局、「僕愛」「君愛」の順で観て、その上で再度「僕愛」を観ました (^^)

 

ストーリーのわかりやすさから言えば「君愛」から観た方が良いと思いますが、それは言ってみれば「ネタバレ」を先に観ちゃうようなもの。もちろん「ネタバレ」してから観た方が安心して観られるという人もいるので、そういう人は「君愛」から観た方がよいかもしれません (^^)

 

タイムスリップを題材に「選択を誤ったことを後悔し、過去に戻ってやり直す」といった話は古今東西フィクションとしては定番中の定番ですが、それを新しい形で構成したアイデアは実に面白いし、それを映像作品としてもうまくまとめ上げていてグッド!

 

ただ、ストーリー自体は本来シンプルなはずなのに、それを単なるファンタジーではなくSFとして描こうとしたことでセリフや説明が非常にわかりにくくなっていたのはちょっと残念かも。ライトノベルらしいと言えば「らしい」ですし、むしろ「それがいい」と思う人の方が多いのかもしれませんけどね。