Amazon(アマゾン)

映画がサイレントからトーキーへと移り変わる前夜の1926年を舞台に、映画の都ハリウッドの喧騒と狂乱を豪華絢爛に描いた、デイミアン・チャゼル監督による群像ドラマ映画です。出演はブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジーン・スマート、トビー・マグワイア他。
若くして巨匠となり、莫大な予算をかけて好きな作品を撮れるようになったデイミアン・チャゼル監督の映画愛が詰まった、思い入れの強さを感じる映画でした。
傑作ミュージカル映画「雨に唄えば」('52) へのオマージュであり、そこで描かれている1920年代末から1930年代にかけてのハリウッドを、もっとリアルに、もっとグロテスクにえげつなく赤裸々に描いています。
観ている間は、監督の思い入れが強いあまりに、いろいろ詰め込み過ぎて1本の映画としてのまとまりに欠いているので、テレビシリーズにした方が良かったんじゃないのかなぁと思ったりもしていたのですが、そもそもこの題材なら「映画」という形にこだわるのは当然ですし、3時間を超える長尺ですが、テレビシリーズのように細切れにせずに、一気に突っ走ってしまうのも世界観としては合っているのかもしれません。
とにかく、マーゴット・ロビーのハマりぶりが強烈なインパクトを残す映画でした。