「殺しの烙印」('67) | Marc のぷーたろー日記

「殺しの烙印」('67)

 

殺し屋同士の暗闘を鈴木清順監督が奇抜な形で描いた問題作にして世界的カルト映画とされるアクション映画です。主演は宍戸錠さん、共演は真理アンヌさん、小川万里子さん、南原宏治さん、玉川伊佐男さん、南廣さん、長弘さん他。

 

Wikipedia「殺しの烙印」

 

とにかくビックリ (@o@)

 

あまりに奇抜すぎて、これが1967年に公開された日本映画だということに驚くしかありません。しかし同時に、その後の映画や漫画、アニメなどの創作物に与えた影響の大きさもよくわかりました。

 

通常ならあるべきシーンやカットがないため突然時間がジャンプしたように見える、省略の多い独特の演出に最初は戸惑いましたが、中盤以降の不条理劇風の展開は好みだし、舞台劇風の演出をはじめ、凝った画面構成と照明など、映像の美しさにすっかり魅了されてしまいました。

 

とにかく、ストーリーはどうでもいいんです。

 

モノクロの映像の美しさを堪能すべきアート作品なのですから。