「ブラッド・チェイサー 沈黙の儀式」('23)
イタリアと米国南部を舞台に、ムーティと呼ばれる古代の邪神を崇拝する人物による連続殺人事件を描いたハードなサイコサスペンスです。主演はコール・ハウザー、共演はモーガン・フリーマン、ピーター・ストーメア、ミュリエル・ヒラリー他。
頭の中が「???」でいっぱいになる映画。
ストーリー自体は単純だし、難しい内容ではない。
でも、
イタリアのシーンは本当に必要? ストーリーとしてはアメリカ国内の別の場所という設定で充分で、単にイタリアの美しい景色を撮りたかっただけ?
残酷で冷酷な「プロ」の殺人犯が、主人公をはじめ、物語の都合上、生き続けていないと困るキャラクターだけは殺そうとしないというご都合主義。
そんな犯人が簡単に本名を明かしたり、素性がバレたりする迂闊さ。
そして何より、なんでこんなトンデモB級映画に名優モーガン・フリーマンが出演することになったのか?
とにかく「何故そうなる?」と言いたくなるシーンの連続で、この映画の脚本家の頭は大丈夫か? と心配になるレベル。
主演のコール・ハウザーのいかにもアメリカ南部の中年刑事といった風貌はピッタリで、役柄に説得力があっただけに残念。