「無法松の一生」('43) | Marc のぷーたろー日記

「無法松の一生」('43)

 

岩下俊作さんの小説「富島松五郎伝」の最初の映画化作品で、北九州・小倉を舞台に、無法松と呼ばれる人力車夫・松五郎の献身と純愛を描いた人間ドラマです。主演は阪東妻三郎さん、共演は月形龍之介さん、園井恵子さん、澤村アキオ(長門裕之)さん他。

 

Wikipedia「無法松の一生 (1943年の映画)」

 

三船敏郎さんが松五郎を演じた1958年版は観たことがあるのですが、同原作の最初の映画化作品である本作を観るのは初めて。

 

4Kデジタル修復版なので映像はかなりクリアでしたが、元々は100分近くあった尺が映画公開時には内務省、戦後は占領軍による検閲でトータルで20分もカットされてしまい、しかも終盤の最も重要なシーンがことごとく欠落しているため、かなり残念な状態…。

 

1958年版で終盤の展開を知っていたので、そこは何とか脳内補完できたのですが、とにかく阪東妻三郎さんの松五郎が本当に素晴らしかっただけに返す返すも残念でなりません…。