「ワンダー 君は太陽」('17) | Marc のぷーたろー日記

「ワンダー 君は太陽」('17)

 

遺伝子の疾患とされる「トリーチャーコリンズ症候群」のため他人と異なる顔で生まれた10歳の少年を描いたベストセラー小説を原作としたヒューマンドラマです。主演はジェイコブ・トレンブレイ、共演はジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、マンディ・パティンキン、ダヴィード・ディグス、イザベラ・ヴィドヴィッチ他。

 

Wikipedia「ワンダー 君は太陽」

 

高い評価を得ている一方、いわゆる「感動ポルノ」との批判も受けている本作。そのどちらの意見も理解できる映画でした。

 

確かに「清く正しい障害者」の懸命な姿を描くことで観ている者を感動させようという意図で作られているのは間違いないですし、同様の障害を持つ方やその家族からすると美化しすぎに見えるのも当然でしょう。特にエンディングは「いくらなんでもやりすぎでしょ…」と感じたのは事実。いじめっ子の両親の描き方も極端すぎて「う〜む…」となっちゃいましたし。

 

それでも本作が優れていると感じるのは、障害を持った主人公以外の周囲の人物をとても丁寧に描いていること。ちょっと綺麗にまとめ過ぎてはいますが、彼らの本音を赤裸々に描いていて、主人公以上に共感しやすいキャラクターになっており、僕はむしろ周囲の人たちの姿の方に感動したのです。

 

いずれにせよ、単にこの映画を「感動の人間ドラマ」として観るのではなく、批判の声もあることを充分に理解した上で観るべき映画でしょう。