「ローマ法王になる日まで」('15)
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ローマ法王になる日まで [DVD]
4,212円
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2013年に第266代のローマ法王に就任したフランチェスコの波乱の半生を描いた伝記映画です。主演はロドリゴ・デ・ラ・セルナ、セルヒオ・エルナンデス、共演はメルセデス・モラーン、ムリエル・サンタ・アナ、ホセ・アンヘル・エヒド他。
観る前はキリスト教を布教するような意図のある内容だと思っていたのですが、全く違っていました。
主人公は聖職者ではあるものの、宗教を絶対視しているのではなく、宗教の限界を前にして自分にはもっとできることがあったのではないかと後悔し、悩む「生身の人間」としての姿が赤裸々に描かれていて、キリスト教嫌いの僕でも充分に共感できる人物でした。
とにかく、彼の半生は「アルゼンチンの現代史」そのものとも言え、アルゼンチンの軍事独裁政権による非人道性を後世に伝える意味でも、この映画は大きな意味があるのではないかと思います。
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